2021-01-01から1年間の記事一覧

2021年に見ていたアニメ

例年通り、今年見ていたアニメのなかで各クール10数作程度をピックアップして、ツイッターにその都度書いていたことを元にしたりしなかったりしながらまとめた。ネタバレを気にせず最終話の感想も書いてるのもあれば、ある程度未見に配慮しているものもある…

2021年に読んだ本

今年読んだ本のベスト10、的なものを。 ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』 梁英聖『レイシズムとは何か』 パヴェウ・ヒュレ『ヴァイゼル・ダヴィデク』 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』 高原英理『観念結晶体系』 アレクサ…

最近読んでた百合小説 2021.12.

百合ラノベ、百合SF、百合ミステリその他、百合小説約30冊を読んだ - Close To The Wall こちらの続き、というか続巻読んだ百合ラノベやその他のまとめ。ほぼ百合ラノベまとめだな。 陸道烈夏『こわれたせかいのむこうがわ2』 みかみてれん『わたしが恋人に…

『失われた世界』『妖精の到来』『うろん紀行』最近読んでた本 2021.12

ドイル本はもう一冊読むつもりだったけど年を越しそうなのでひとまず記事にまとめる。 アーサー・コナン・ドイル『失われた世界』 アーサー・コナン・ドイル『妖精の到来』 わかしょ文庫『うろん紀行』 アーサー・コナン・ドイル『失われた世界』 失われた世…

最近読んだ東欧文学、エリアーデ、パヴィッチ、ミュラー

ミルチャ・エリアーデ『ムントゥリャサ通りで』 ミロラド・パヴィッチ『十六の夢の物語』 ヘルタ・ミュラー『澱み』 ミルチャ・エリアーデ『ムントゥリャサ通りで』 ムントゥリャサ通りで―小説 (1977年)作者:ミルチャ・エリアーデAmazonルーマニア出身の宗教…

最近読んでたSF 2021.11

フィリップ・K・ディック『未来医師』 N・K・ジェミシン『第五の季節』 エリザベス・ハンド『過ぎにし夏、マーズ・ヒルで』 シェルドン・テイテルバウム、エマヌエル・ロテム編『シオンズ・フィクション』 岡和田晃編『再着装(リスリーヴ)の記憶』 「SFマ…

最近読んでた本 2021.10.

米澤穂信『いまさら翼といわれれても』 平野嘉彦編、柴田翔訳『カフカ・セレクションⅡ 運動/拘束』 コナン・ドイル『シャーロック・ホームズの帰還』 坂上弘『ある秋の出来事』 ジョージ・ソーンダーズ『短くて恐ろしいフィルの時代』 高原英理『観念結晶大…

アレクサンダル・ヘモン『私の人生の本』と『ノーホエア・マン』と『愛と障害』など

松籟社の〈東欧の想像力〉シリーズにエクストラとしてエッセイ集が出ると聞いて、そういえば出た当時話題になってたけど読んでなかったアレクサンダル・ヘモンの第一長篇からはじめて結局既訳書を全部読んだ。 『ノーホエア・マン』 ノーホエア・マン作者:ア…

初の短篇集とか創元日本SF叢書とか、最近読んでた日本SF

大森望編『ベストSF2020』 宮内悠介『超動く家にて』 宮内悠介『カブールの園』 円城塔『シャッフル航法』 柴田勝家『アメリカン・ブッダ』 柞刈湯葉『人間たちの話』 宮澤伊織『裏世界ピクニック5』 宮澤伊織『裏世界ピクニック6』 藤井太洋『公正的戦闘規…

最近読んだ本

倉数茂『忘れられたその場所で、』 佐久間文子『ツボちゃんの話 夫・坪内祐三』 G・K・チェスタトン『裏切りの塔』 違星北斗歌集『違星北斗歌集 アイヌと云ふ新しくよい概念を』 ロバート・シルヴァーバーグ『小惑星ハイジャック』 キジ・ジョンスン『猫の街…

図書新聞にサーシャ・フィリペンコ『理不尽ゲーム』の書評が掲載

今週末には入手できる図書新聞2021年11月17日号に、サーシャ・フィリペンコ『理不尽ゲーム』というベラルーシの作家による長篇の書評を書いています。昨今も民間機強制着陸で反体制ジャーナリストを逮捕したという現代ベラルーシの強権的社会を内側から描い…

怪奇、ゴシック、野宿者、読むこと、フランケンシュタイン、富島健夫など

二月くらいから読んでた本。 ナイトランド・クォータリー vol.18 想像界の生物相 ナイトランドクォータリーvol.19 架空幻想都市 高原英理『ゴシックハート』 高原英理『歌人紫宮透の短くはるかな生涯』 木村友祐『野良ビトたちの燃え上がる肖像』 木村友祐『…

パヴェウ・ヒュレ『ヴァイゼル・ダヴィデク』

ヴァイゼル・ダヴィデク (東欧の想像力)作者:井上暁子,パヴェウ・ヒュレ発売日: 2021/03/01メディア: 単行本〈東欧の想像力〉第19弾はポーランドで1987年に発表された長篇。23年前の夏、「僕」が、不思議な能力を持つユダヤ人の少年ヴァイゼルとの日々を回想…

図書新聞に仙田学『ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど』の書評が掲載

ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど作者:仙田 学発売日: 2020/11/17メディア: 単行本(ソフトカバー) 図書新聞2021年3月6日号に、仙田学『ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛…

『薔薇の名前』『祇園「よし屋」の女医者』『推し、燃ゆ』『レイシズムとは何か』

一月に読んでた本。 ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』 藤元登四郎『祇園「よし屋」の女医者』 宇佐見りん『推し、燃ゆ』 梁英聖『レイシズムとは何か』 ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』 薔薇の名前〈上〉作者:ウンベルト エーコ東京創元社Amazon今年年始…