雑記

藁人形論法と人を批判する人の藁人形論法

ワクワクできていた期間はすごく短かったです。以下の記事は一度アップしてから何度も加筆訂正しているので、私の引用と当該記事での記述が食い違っている可能性があります。注意してください。 「藁人形」をとりあえず作ってみて、フクロにしてみて勝ったつ…

歴史修正主義の手法 - 歴史学者の議論をその裏付けが自分の調べた範囲で見つけられなかったことを根拠に勘違いだろうと判断する人物

と、まあタイトルで本題は終わりなんだけど。集団自決等のはてなキーワードの編集合戦が続いていて、その一方の当事者の言ってることがあんまりアレだから何か書こうと思っていたら、あっという間に集中砲火を食らったばかりか本職の学者さんにまでバッサリ…

批判のためのロジックを堅持し続けられるか?

沖縄現代史 (岩波新書)作者: 新崎盛暉出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/12/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 33回この商品を含むブログ (18件) を見る沖縄問題に口出しした手前、大まかな沖縄(問題)の歴史を知っておかなくては、ととりあえず一…

神仏習合って日本の伝統じゃなかったか

ちょっと前から平城遷都1300年祭のマスコットがかわいくない、と話題になっている。まあ確かにかわいくないとはいえ、キャラの選定をした電通、協会ではなく、なぜか一応募者の作者に中傷の矛先が向いていて、作者自ら中傷メールに応答している以下のページ…

自動的に泣き寝入りさせられるシステムは残る……

(3日に追記)http://www.asahi.com/national/update/0229/SEB200802290011.html 驚いたのとともに、これは予想されてしかるべき事態だったのだと反省している。これについて、umikajiさんが貴重な情報を書いている。 http://d.hatena.ne.jp/umikaji/2008030…

罪の捏造

先日の沖縄のことについての記事はほとんど知識もない状態で書いたため、どこで地雷を踏むか分からない気分でアップしたのですが、それなりに好意的な反応を頂いて、とりあえずは安堵しました。ちょっと補足として、前回の記事では書き落としたことをいくつ…

何の罪も無いはずなのに 何らかの罰を受けてる

「何の罪も無いはずなのに 何らかの罰を受けてる 自分で蒔いた種でもないのに 咲き乱れた花摘まされる」ある記事を読んでいたら、この歌詞が浮かんだ。歌は、仲井戸“Chabo”麗市の「遠い叫び」のサビのフレーズだ。この曲は元々チャボが所属していたRCサクセ…

ぼくのかんがえたロング・ロード・アウト・オブ・エデン・シングルディスクエディション

突発企画、イーグルスの新作、一枚にまとめるならどうするか?ロング・ロード・アウト・オブ・エデンアーティスト: イーグルス出版社/メーカー: UNIVERSAL INTERNATIONAL(P)(M)発売日: 2007/10/31メディア: CD クリック: 25回この商品を含むブログ (16件) を…

周回遅れの田中和生

笙野頼子についての掲示板で、あの、田中和生が三田文学の最新号で笙野についてなにか書いているらしいと言う情報をゲット。 Don Quixote BBS ということで、田中和生ブログを開いてみると、おお、寄稿した論文の冒頭部分が載っている。で、読んでみるとこれ…

「半年ROMれ」って大切だよね

ところでアルファブロガーって何? 食えるの? 食えないの? わりと食えなそうだけど。じゃあおれはブロガーの末席を汚すという意味で、ωブロガーということでひとつ。でもξブロガーだけは勘弁な。で、謝罪記事と言うのを見たけど、おれの書いたようなメタポ…

論争傍観者を自称する人間についての二つの問題

まあ、収束気味だけど私なりのまとめをひとつ。というか、記事をまとめている間に似たようなことをすでに書かれている感があり。 賢明であると自認することと、賢明であろうと努めることとの大きな溝 謝罪までして撤退する様子のfromdusktildawn氏についてさ…

南京事件否定論は基本的にトンデモ

はてなグループ fromdusktildawn氏のスタンスについての記事を用意していたところだったので、突然の撤退宣言に鼻水吹きそうになった。さて、以下の文章はちょっと重要な意味があると思う。 ですから、そんな、とうていあり得ないファンタジーを主張するよう…

続・「なにが歴史修正主義の問題なのか」についての私見

(承前) 相対化という問題 もちろん、歴史修正主義の議論がすべて差別主義とイコールで結ばれるという訳ではない。否定論を少しでも認めることが、ただちに差別主義に加担することだなどと言われれば強く反発を覚える人も多いだろう。私もちょっと決めつけ…

「なにが歴史修正主義の問題なのか」についての私見

いくつかの記事で、歴史修正主義についての議論が行われているのを見て、ちょっと考えをまとめてみることにした。タイトルはこの記事から。 なにが歴史修正主義の問題なのかが未だに知られてない件 - 喚いて叫ばざればちなみに、私は南京事件や慰安婦問題に…

2007年に読んだ本

振り返ってみると今年は小説を全然読まなかった。笙野頼子関連で歴史の本を読み始めた続きで、前半は古代史を読んだり、修正主義への違和感から近現代史をおさらいし始めたりした。そしてなぜか後半で突如ポピュラーサイエンスにはまって今に至る。これだけ…

2007年に聴いたCD

というわけで、2007年まとめ。今年は特に現代プログレに手を出した一年だった。現代プログレ、トラッドプログレ、ゴング、キンクス、ジェフ・ベックなどなど。そんななかで今年良く聴いていたアルバムを今年リリースものとそれ以前のものとで五枚ずつリスト…

文学フリマだった

昨日は文学フリマでした。 昼過ぎに現地到着で、Thornさんと合流。そのあと適当に場内を回って、野田吉一さんのブースで幻魚水想記の完結編と「1968」を買う。あと、一階ではエディション・プヒプヒさんのところで、垂野さんに顔を覚えられていてちょっとび…

文学フリマ

明日は文学フリマですね。 幻視社は今年は落選してしまったので出展するわけではないのですが、一般参加者として行ってみたいと思います。

「おんたこ」とは何か・追記

わりと大事なことを書き忘れていた。 なぜ仲俣暁生がああまでして田中和生の擁護をしなければならないのか、という疑問についてだ。もちろん、「批評の居場所」のために、いま攻撃にさらされている田中を擁護し、批評の意義について再考する、という面もあっ…

実録・「おんたこ」とは何か

さて、二週間くらい続いている仲俣暁生批判もそろそろ終わりたい。仲俣暁生からはまともな反論もないうえ、反論が欲しくば実名提示の上論点を整理して改めてメールにてお伺いを立てろ、と意味不明なヘタレを決め込んでおり、おそらく以降直接の反論はほぼな…

都合が悪くなったら「実名を出せ」メソッド発動。

昨日の仲俣暁生氏の記事に追記がされていた。 『双調平家物語』完結 - 【海難記】 Wrecked on the Sea 追記:トラックバック各位へ。ブログでの「論争」は疲弊するだけなので私はやらないし、トラックバックも(はてなの記法の変更のせいでイヤでも見えてし…

「論争結構」、でもブログではやりませんと?

まあ、いい加減しつこいと思う人も多いんじゃないかと思うけれど、どうも俺を含めた笙野読者に変なメッセージを送っておられるので、一応反応しておくことにする。以下のエントリで、12月のイベントについてこんなことを言っている。 『双調平家物語』完結 -…

誤読の達人

初対面の人たち〜近況・その他 - 【海難記】 Wrecked on the Sea もう話題になることはないかな、と思っていたら、Panzaさんのブログ経由で、またぞろ仲俣暁生こと誤読の達人がすてきな読みをご披露なさっておられたのを見てかるく切れる。なんでも達人の読…

読もう読もうと買ってはあるが未だに積んでる世界十大小説

さて、十大小説がちょっとした話題になっているようで、調子に乗って自分も参加しようと思ったけれど、世界の大小説(?)を十もリストアップできないことに気づき、自分の読書傾向に重大な不安を抱くことに。というか、古典をきちんと読んでいないことが判…

無惨やな

本当は自分の好きなものを好きだ、面白いものを面白いと紹介する、ポジティヴなことを書くために始めたブログなので、粘着的な批判ばかりが続くのは自分としても避けたいし、だいたいこれくらいで終わりにします。相手の論法はまったく変わらないだろうし、…

中身のない御託にはただ軽蔑を差し向けるだけ

【海難記】 Wrecked on the Sea - なにが小説をめぐる言葉を息苦しくさせているのか 【海難記】 Wrecked on the Sea - アヴァン・ポップの亡霊に気をつけろ 昨日、また仲俣暁生による記事がアップされたけれど、結局自分や田中和生の個別の批評の質の問題を…

貧しい「誤読」

仲俣暁生ブログで、どうも先日の私の批判記事に対する応答らしき部分を含んだ記事がアップされていた。 【海難記】 Wrecked on the Sea - 読書の自由について 一読、これには頭を抱えてしまう。どうにも批評家としての自殺行為にしか見えない。こんな人を批…

隠蔽の手段としての陰謀論

文藝 2007年 11月号 [雑誌]出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/10/06メディア: 雑誌購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (16件) を見る「文藝」笙野頼子特集号を、とりあえず通読。 中身の濃い特集で、非常に面白い。特に笙野インタビュー…

柳沢新の個展

今日は友人が銀座で明日から開く個展の準備を手伝ってきました。 銀座ペッパーズ・ギャラリーと言うところです。アクセスは以下のページを参照。 TAB イベント - 柳沢新 「Asian Style」日本画科にいたはずなのに、工作の技術ばかりが上達していった奴で、も…

テルミンと椎名桔平

大人の科学マガジン Vol.17 ( テルミン ) (学研ムック大人の科学マガジンシリーズ)作者: 大人の科学マガジン編集部出版社/メーカー: 学研プラス発売日: 2007/09/28メディア: ムック購入: 18人 クリック: 157回この商品を含むブログ (322件) を見る買って、組…