The Ataris - So Long, Astoria

アメリカのメロディック・パンク・バンド、アタリスのメジャーデビューアルバム。インディーズから数えてたぶん四枚目。

音はいわゆるメロディック・パンクとかエモとか言われているタイプで、日本だとエルレガーデンとかストレイテナーあたりと似たような感じ。

パンク系の音は演奏が単なるノイズに聞こえることが多くて、ふだんあんまり聴かないんだけど、なぜこのバンドを知ったかは非常に単純。Youtubeドン・ヘンリーの「The Boys Of Summer」を見ていたら、関連リンクにこのバンドの同曲のカバーがあったから。

まったく知らなかったバンドだったが、これがかなり良くできていて、原曲の魅力を良く引き出しているなと感心した。こうしてみるとこの曲はこうしたパンク・ロックアレンジと非常に相性が良かったんだなと感じる。
The Ataris - Boys Of Summer

この一曲だけでもかなり良いが、他の曲も結構出来が良い。メロディセンスはかなりあるものの、やはり音が私の好みとははずれるので、そこらへん少し微妙ではあるが、パンク・ロックとして非常にこれは高水準のアルバムだろうと思う。パンク的な疾走感バリバリの曲から、ちょっと落ち着いた叙情的な曲までそろっている。

パンク系では有名なのかな。

しかしこのバンド、バンド名がアタリジャガーのアタリから来ていて、かつこのアルバムタイトルは映画「グーニーズ」の台詞に由来する、という凄く妙な人たちだ。好きなんだろうか。
The Ataris-The Saddest Song