振り返ってみると今年は小説を全然読まなかった。笙野頼子関連で歴史の本を読み始めた続きで、前半は古代史を読んだり、修正主義への違和感から近現代史をおさらいし始めたりした。そしてなぜか後半で突如ポピュラーサイエンスにはまって今に至る。これだけポピュラーサイエンスの本を読んだのは、中学生のときにブルーバックスを読みあさったとき以来だなあ。
というわけで、今年の五冊。これは、今年読んだ本で、今年出た本ではないです。
- 作者: 森博達
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 1999/10/01
- メディア: 新書
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- 作者: 生田武志
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/08
- メディア: 新書
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現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 (ちくま新書)
- 作者: 岩田正美
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2007/05/01
- メディア: 新書
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NHKスペシャル「ワーキングプアIII 解決への道」の感想
- 作者: マット・リドレー,中村桂子,斉藤隆央
- 出版社/メーカー: 紀伊国屋書店
- 発売日: 2004/04/28
- メディア: 単行本
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- 作者: アンドリュー・パーカー,渡辺政隆,今西康子
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2006/02/23
- メディア: 単行本
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とりあえず五冊。
そして今年はようやく笙野頼子の「だいにっほん」連作が完結した。この第一作をめぐっての感想のやりとりで、id:Panzaさんやid:Thornさんたちとやりとりするようになったので感慨深い。この超問題作についてはそのうち何か書くつもり。
笙野頼子の今年についてはPanzaさんがまとめてくださっています。
笙野頼子ばかりどっと読む
個人的には田中和生やナカマタセンセイなどのどうしようもなさが印象づけられた年だったな。
実録・「おんたこ」とは何か - Close to the Wall
批判や難癖の付け方のレベルの低さは愕然とするほど。ナカマタセンセイが「実名厨」だったのがわかったのが面白かったな。
笙野以外の小説では、これか。
●クリストファー・プリースト「双生児」
- 作者: クリストファープリースト,Christopher Priest,古沢嘉通
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/04
- メディア: 単行本
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