Dave Pike Set - Infra-red


Infra-red : Dave Pike | HMV&BOOKS online - PROA158
ヴィブラフォン奏者、デイヴ・パイクの結成したグループ、デイヴ・パイク・セットによるアルバム、1970年リリース。

この人のことはまったく知らなかったけれど、去年の文学フリマの帰りにスティーヴとタワレコをふらついているときに、いま嵌っている楽器としてヴィブラフォンを挙げたとき、彼に勧められたのでその場で買ってみた。

一般的には「マタール」というシタールなどのインド音楽を取り入れた作風で知られているらしく、この作品もシタールを取り入れた曲がある。デイヴ・パイクによるヴァイブも満載で、そこにエレキギターが参入し、ロックばりの演奏を聴かせる場面もあり、いわゆるフュージョンサウンドになっている。

70年のリリースということで、フュージョン黎明期にして、ロックでも流行したインド音楽の摂取が、とても時代を感じさせるけれど、これはなかなか面白い。ただ、シタールを大きく取り入れた曲が、「Raga Jeeva Swara」くらいなのが残念だ。他には、ラスト曲が逆回転などを用いてサイケ感満載だったりして、そこでも非常に時代を感じさせる。

基本はヴィブラフォンを基調にしたフュージョンサウンドで、そこに時折インド音楽が顔をのぞかせるといった風で、全面的にシタールが活躍するわけではないけれど、ヴィブラフォンシタールも聴いていて楽しい音ではあるので、どっちにしても面白いアルバムだ。

ちなみに、半年ほどまえのリリースになるこのアルバムは世界初CD化らしい。で、なぜかAmazonでは扱っていないみたいだ。

このアルバムには入っていないけれど、デイヴ・パイクの代表作らしい「マタール」はYoutubeにあったので、リンク。
Dave Pike - Mathar