11月9日の文学フリマに参加します。

文学フリマ | 小説・評論・詩歌 etc.の同人/商業作品展示即売イベント
私が参加しているサークル「幻視社」が今度の第七回文学フリマに参加します。
第7回文学フリマに参戦します。 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト
一足先にThornさんのブログに告知されています。で、こちらの作業がおおよそ完了したので、広告記事を上げることにします。

参加ブースはB-15、二階の真ん中辺ですね。どうぞよろしく。

印刷所から連絡があり、二色刷りでこの画像はシビア過ぎて困難だということで、いろいろ妥協した結果、結局青い紙に墨で印刷ということになりました。だから、現物は上記画像とは結構違ったものになると思います。ご注意。

詳細は以下。

今回は幻視社第三号、通算四巻目となります。画像を見ての通り(?)テーマを「結晶」と据え、三つの小説と一つの評論を載せています。そして通常枠として、小説一つと短文を一つ。

目次は以下。

●テーマ枠
   小 説  
血液とダイヤモンド 佐伯 僚
内容物ゼロ エンドケイプ
毛王記のシュール劇場 すぎさく
    評論   
スペキュレイティヴ・フィクション宣言
    あるいは〈石〉と〈結晶〉についての試論 岡和田 晃
●通常枠
   小 説  
消失事件 岡和田 晃
    短文   
笙野頼子への補助線 東條 慎生

表紙イラスト及びデザイン    狩野 若芽

今回は代表であるところの私が、ブログの再録以外ほとんどまともな文章を書いておらず、大変申し訳ないところなのですが、新加入の岡和田さんからなんと計百枚の原稿を頂けたので、なんとか体裁を保ったといえましょう。

まあ、しかし、このブログのたぶん多数派の読者の人にはあんまり訴求しないと思いますが。

だいたいの梗概については文フリ公式サイトにのっけた文を参考にしてください。

サークル名:幻視社
メンバー:エンドケイプ 岡和田晃 鬼海六道 佐伯僚 東條慎生 すぎさく他
ブース:B-15
ジャンル:小説・評論
解説:ケータイ小説から文芸評論までをカバーする自称異端文芸サークル。
今回は「結晶」というテーマで準備中。メンバーには携帯サイトですでにいくつもの小説を配信しているエンドケイプ、佐伯僚。自主映画が賞を取ったり、変顔選手権優勝という変わった経歴のすぎさく。そして群像新人賞の評論部門最終選考に残ったり、TRPGの訳書もある岡和田晃が今回から参加(予定)。

変更点として、鬼海六道氏が残念ながら今回不参加。

メンバーをもう少し紹介しておきます。

エンドケイプ氏は、以下のサイトの「私」を見てもらえばわかりますように、すでにさまざまな媒体で小説を書いている作家さんです。ケータイ小説的な形式で、女性視点から性を描く作風です。エンドケイプ氏目当てでくる人が多く、うちの雑誌の一番の購買層を形成しているのではないかと思われます。
室外機マニア - エアコン室外機を眺めて楽しむwebサイト -

岡和田晃氏(id:Thorn)は、私の前ブログ「「壁の中」から」の時に、笙野頼子について書いている内にid:Panzaさんのブログなどを通じて知り合った書き手です。前回の群像新人賞の評論部門で最終選考にまで残った実力の持ち主で、日本のニューウェーブSF評論サイト、「speculativejapan」のメンバーでもあります。筒井康隆巽孝之飛浩隆増田まもる氏などの著名な作家評論家にまじって名前が載っているのが凄いです。
http://speculativejapan.net/

佐伯僚氏は、第2回あさよむ携帯文学賞で大賞と読者賞を受賞し、いまも同サイトで作品を配信中です。切通理作著『サンタ服を着た女の子』(白水社)でフォトストーリーとコラムを書いてます(前ブログでも紹介しましたが)。性と死と酒。そして妄想と幻想。唯一全号に小説載せているメンバーか。
小説や雑学などの書籍が無料で読める|読書の時間

すぎさく。なんと紹介したらいいやらわからない。ウェブサイト「探偵ファイル」の変顔選手権で優勝し、一部で一躍有名人に。以前ブログでも紹介したように、真面目に映画を作っていて、地方の時代映像祭奨励賞受賞、neo賞次点とかだったりするのだけれど、酷すぎる下ネタの嵐。ニコニコ動画その他に「【関東援交】杉子」という酷い動画があるので恐れを知らぬ人は見るが良いよ。まさに「これはひどい」。
ねりけしクッキング

で、私東條ですが、今回はほとんど文章書いておりません。笙野頼子氏からせっかく「ネット野武士」なるステキな渾名まで頂いたのに。



で、今回はなんと巽孝之氏主催のSF同人誌「科学魔界」第50号を委託して頒布することになりました。これ、岡和田氏の評論を掲載した号で、他の掲載メンバーが日本SF界の著名人ばかりで凄いです。紹介は以下を。
〈科学魔界〉50号に拙稿を掲載いただきました。 - Flying to Wake Island 岡和田晃公式サイト
というわけで、今回は岡和田晃氏大フィーチャーとなっていまして、幻視社第三号と科学魔界を買えば、二百枚を優に超える原稿が読めるという次第になっております。ハイ。


最後に我らがサークルの顔、毎号表紙イラストを描いてもらっている狩野若芽氏による今号の表紙の絵は実は裏表紙と併せて一枚の絵になっておりまして、是非とも裏面もごらん頂きたいと思います。

これ、印刷ではこう綺麗には出ないと思います(フルカラー印刷代をケチって多色刷り)ので、ここで一枚絵版も上げておきます。