- アーティスト: Luar Na Lubre
- 出版社/メーカー: Wea Spain
- 発売日: 1997/12/22
- メディア: CD
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このルアル・ナ・ルブレはそんなガリシアン・ケルトの代表的な存在で、80年代から活動してすでにアルバムは十枚を超えている。今作は1997年リリースのおそらく四枚目。
彼らを特に有名にしたのは、Mike Oldfieldが一曲カバーしたからで、その結果、ワーナーというメジャーレーベルから国際展開することができたとのこと。その曲というのが、このアルバム冒頭の「O son do ar」。
イントロからのヴァイオリンと、そこに続くフルートの哀愁漂うメロディラインが素晴らしく、段々と厚くなる音が静かな盛り上がりを生む。中間部のやや沈んだ雰囲気から後半部でスピードを増す展開も良い。
動画で一番良いのはこれだろうか。Youtubeにもいくつかあるけれど、フルできちんとした映像になっているものはあまりない。以下のものはテレビ放映されたもので良好だけれど、アコギの音がキンキンしているのがキズ。
そして、マイクがカバーしたほうが以下。
マイクらしくギターアレンジで、前半部をメインにカバーしている。
- アーティスト: Mike Oldfield
- 出版社/メーカー: Warner Bros UK
- 発売日: 1996/08/23
- メディア: CD
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90年代以降のマイクはあまり聴いていない人も多いようだけれど、ゆったりと聴くには良い作品もある。これと「Guitars」は秀作だと思う。
さて、聴いてのとおり、アイリッシュ系に比べてスパニッシュ風味というか哀愁が感じられるところが違いといえば違いだろうか。他にも牧歌的な曲、叙情的な曲などそろっているけれど、10曲目にちょっと面白い話がある。
このアルバムの10曲目「Cantiga de Falvan」、アニメのマスターキートンを見ていた人なら聴いてビックリするんじゃないだろうか。
これがキートンのOPなんだけれど、これ、ルアルのこの曲からフレーズをいくつか丸々使っている。イントロの部分と中間部でのフレーズがそう。メインのメロディはオリジナルなんだけど、大胆なことをするなあと。まあ、これ元々トラッドだからいいのかな。序鞄⊥M明といえば「世にも奇妙な物語」のメインテーマの人。キートンのサントラ聴いてみたくなった。
なんか周辺事情ばっかりだけれど、非常に楽しめるアルバム。最近のものはロックよりだったりオーケストラを入れたりと実験的だったりするらしく、そっちも面白そうだ。