まずいことになったかも、と書いたけれど一日で放射性ヨウ素は基準値を下回ったようだ。ただ、他のところで新たに検出されてもいる。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110324/dst11032412570032-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/life/news/110324/trd11032410540011-n1.htm
これらは雨水による影響だった模様。
一日で改善されるとは意外だった。しかし、だとするとこれからも日刻みで基準値超えたり下がったりするのだろうか。
水騒ぎは行政による支援もあったので一段落するかと思われるけれども、関東圏の人間に放射性物質を含んだ水、の危険性を味わわせた点で、水需要をかなり底上げしたんではなかろうか。
基準値以内になったから、はい大丈夫、とは皆思っていないだろう。やはり水は東京圏に送られ続けるだろうと思われる。
これに関して松永和紀さんが自主的なリスク計算の方法について書いている。
適切に怖がりつつ安心して食べるために~自分で計算しよう! - 松永和紀blog
リスクとはつねに量的な問題であって、あるかなしかの問題ではない、ということはここらへんの問題の基礎中の基礎だろう。
松永氏の「メディア・バイアス」は非常に面白いので、食、健康リスクについて関心のある人は一度は読んでおくと良いと思う。
メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学 (光文社新書)
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これはこのブログを初めて三日目で書いた記事だった。