向井豊昭アーカイブ更新 2012.5

向井豊昭アーカイブ

今回は短篇「千年の道」を公開。近世、蝦夷地の幕府直轄に伴い道路作りに動員されるアイヌといった歴史を背景として、アイヌの死生観にも触れられています。やや短めながら割と読み応えのある作品だと思います。
入力のさい判断に困る部分がありましたので、直筆原稿の画像もつけてます。

なお作中、「プクサ」「アイヌ葱」と呼ばれているのは行者ニンニクのこと。

また、岡和田晃による未來社のPR誌「未来」連載の向井豊昭論での次々回掲載分(第六回)で本作を扱うとのことなので、連載を追っている人は是非とも一読されることをお勧めします。と書きましたけれど、紙幅の関係で次回以降にまわすことになったようです。