向井豊昭アーカイブ更新 2016.04

向井豊昭アーカイブ
今回の更新は、向井豊昭の短篇「モヨロの人たち」です。同人誌『小説集 ここにも』(1976年)収録のもので、自身の血縁者にもかかわらず別姓だった京谷勇次郎という人物の調査をする語り手と、狩猟民族の空想譚がからんだ不思議な作品です。

なお、作中に出てくる網走駅前の「モヨロ人」の像について以下の記事が解説しています。

 この像は、1967年、網走ライオンズ・クラブの認証伝達に合わせ、市の玄関口に設置された。10年後、網走駅の拡張工事のため網走湖畔にある網走湖荘の中庭に移設された。名を「モヨロ人漁撈の像」という。

http://www.asahi.com/area/hokkaido/articles/MTW20140430011150001.html
像は2003年、モヨロ貝塚再調査のさいに網走駅前に再設置されたということです。