- アーティスト: Riverside
- 出版社/メーカー: Inside Out U.S.
- 発売日: 2005/11/08
- メディア: CD
- 購入: 2人 クリック: 6回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
陰鬱な雰囲気作りと、時にメタリックなハードさを併せ持ち、メリハリのある展開で魅せる作風はいつも通り。渋いヴォーカルがまた良い。メタルというほど重々しくなく、ギターもロングトーンを多用してメロディアス、そしてハードに攻めるときはザクザクのリフを刻むところがなかなか気持ちよい。陰鬱な雰囲気でありながら爽快なところがこのバンドの面白いところだ。
歌メロも哀切な調子のものが多く、かつ質が高い。歌の魅力もこのバンドのポイントだと思う。
ただ、1stに比べるとやや平坦な印象がある。基本的なクオリティは高いので問題はないが。そういえば1stで気になっていたバスドラ打ちすぎのドラムは今作ではあまり気にならなくなった。
1. After
囁き声から始まる。不気味極まりないオープニング。ドンドコドラムに、唸り声みたいなコーラス。
2. Volte-Face
メタリックにそしてメロウに演奏するギターをメインに進行する小気味よい曲。なかなか爽快。
3. Conceiving You
ピアノ主体のキーボードをバッキングにしたバラード、暗いが声が綺麗でこれは名曲。
4. Second Life Syndrome
前半の歌パートがなかなか良い。この曲ではヴォーカルの人のベースプレイがかなり目立っていて聴き物だ。
5. Artificial Smile
メタリックなリフが炸裂するアップテンポナンバー。デス声。
6. I Turned You Down
スローめの重い曲だけれど、空間を埋めるように弾き続けるギターが良い。
7. Reality Dream III
前作にもあったインストパート3。ギターのザクザクリフも良いが、ここではキーボードがソロを取ってかなり目立っている。爽快なヘヴィさ。
8. Dance With The Shadow
これもメタリックなサウンドが引っ張るハードな長尺曲。
9. Before
間を生かした静かな演奏に、哀しげな歌が歌われる。その後はどんどん音が大きくなっていき、メタリックなパートへ展開して、デス声で終わる。