- アーティスト: Riverside
- 出版社/メーカー: Laser's Edge
- 発売日: 2004/09/21
- メディア: CD
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プログレメタルとはいいながらも、Porcupine Treeなどのように、空気感を重視した暗鬱プログレな音作りが基調で、要所要所にメタリックなリフを挟み込んでドライブ感を出していく。バリバリのメタルという感じはあまりなく、個人的にはドラムが少しうるさすぎる以外は、問題ない。ギターもロングトーンを多用したメロディアスなプレイが基本で、なかなか良い。ヴォーカルがわりに好みだ。
メタルとそれ以外とのバランスがなかなか良く、メロディセンスも秀逸で非常に完成度の高い音になっている。最近のポキュパが好きならお勧め。
1.The Same River (12:01)
長尺のオープニング。イントロのベースリフが印象的な導入。このベースリフを繰り返した後、それとユニゾンしてメタルギターのリフが重なってくる、直後、メロディアスなギターソロへと展開していく部分はなかなかの聴き所。後半部分では穏やかな歌パートに展開していく。音の振り幅が広い。
2.Out Of Myself (3:43)
ハードなヴォーカルものとしてなかなか秀逸な出来で、メロディが印象的。ベースのイントロが格好良い、そして声が良いが、デス声な歌い方があんまりしっくり来ていない気がするので、普通に歌って欲しい。
3.I Believe (4:14)
ヴォーカルの渋めの声を堪能できる歌もの。アダルトでマイルドな感じ。
4.Reality Dream (6:15)
時計の音から始まるインスト曲。ヘヴィなリフ、カオスなキーボードで切り込む冒頭部や、中間部でのギターソロがかなり良い。ちょっとドラムがうるさい。メタリックな部分と叙情的なギタープレイとが混在したこのバンドの音を良く表した曲。目覚まし時計の音で終わる。
5.Loose Heart (4:50)
ヴォーカル曲。メロウな歌にシンフォニックなキーボードが被さる。メタルなギター、メロディアスなギターも出てきて、最後にはデス声になる。
6.Reality Dream II (4:45)
インスト第二弾。よりアグレッシヴにメタルなリフが攻める。
7.In Two Minds (4:38)
アコギで始まるヴォーカルもの。なかなか良い曲。メロディセンスもあるし、声も良い。
8.The Curtain Falls (7:59)
やはり暗めだが雰囲気たっぷりのメロディセンスが秀逸。ギタープレイもよい。途中からかなりハードな展開になってかなり盛り上がる。メタリックな展開が一段落すると、ここぞとばかりにロングトーンギター。このハードさと叙情性のダイナミズムはかなりのもの。
9.OK (4:46)
ヤケにアダルトな雰囲気を漂わせたエンディングトラック。
そういや、最近評判になるプログレバンドって、この手の暗鬱プログレメタルなものが多い気がするんだけれど、これが時代の音なんだろうか。RadioheadColdplayとかそこらへんの影響でもあるのかな。
Riverside - Reality Dream I
Riverside - Reality Dream 2