告知記事一覧

新着順 2021.07.10「図書新聞」2021年7月17日号にサーシャ・フィリペンコ『理不尽ゲーム』の書評が掲載 図書新聞にサーシャ・フィリペンコ『理不尽ゲーム』の書評が掲載 - Close To The Wall2021.02.27「図書新聞」2021年3月6日号に仙田学『ときどき女装する…

2021年に見ていたアニメ

例年通り、今年見ていたアニメのなかで各クール10数作程度をピックアップして、ツイッターにその都度書いていたことを元にしたりしなかったりしながらまとめた。ネタバレを気にせず最終話の感想も書いてるのもあれば、ある程度未見に配慮しているものもあり…

2021年に読んだ本

今年読んだ本のベスト10、的なものを。 ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』 梁英聖『レイシズムとは何か』 パヴェウ・ヒュレ『ヴァイゼル・ダヴィデク』 スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチ『戦争は女の顔をしていない』 高原英理『観念結晶体系』 アレクサ…

最近読んでた百合小説 2021.12.

百合ラノベ、百合SF、百合ミステリその他、百合小説約30冊を読んだ - Close To The Wall こちらの続き、というか続巻読んだ百合ラノベやその他のまとめ。ほぼ百合ラノベまとめだな。 陸道烈夏『こわれたせかいのむこうがわ2』 みかみてれん『わたしが恋人に…

『失われた世界』『妖精の到来』『うろん紀行』最近読んでた本 2021.12

ドイル本はもう一冊読むつもりだったけど年を越しそうなのでひとまず記事にまとめる。 アーサー・コナン・ドイル『失われた世界』 アーサー・コナン・ドイル『妖精の到来』 わかしょ文庫『うろん紀行』 アーサー・コナン・ドイル『失われた世界』 失われた世…

最近読んだ東欧文学、エリアーデ、パヴィッチ、ミュラー

ミルチャ・エリアーデ『ムントゥリャサ通りで』 ミロラド・パヴィッチ『十六の夢の物語』 ヘルタ・ミュラー『澱み』 ミルチャ・エリアーデ『ムントゥリャサ通りで』 ムントゥリャサ通りで―小説 (1977年)作者:ミルチャ・エリアーデAmazonルーマニア出身の宗教…

最近読んでたSF 2021.11

フィリップ・K・ディック『未来医師』 N・K・ジェミシン『第五の季節』 エリザベス・ハンド『過ぎにし夏、マーズ・ヒルで』 シェルドン・テイテルバウム、エマヌエル・ロテム編『シオンズ・フィクション』 岡和田晃編『再着装(リスリーヴ)の記憶』 「SFマ…

最近読んでた本 2021.10.

米澤穂信『いまさら翼といわれれても』 平野嘉彦編、柴田翔訳『カフカ・セレクションⅡ 運動/拘束』 コナン・ドイル『シャーロック・ホームズの帰還』 坂上弘『ある秋の出来事』 ジョージ・ソーンダーズ『短くて恐ろしいフィルの時代』 高原英理『観念結晶大…

アレクサンダル・ヘモン『私の人生の本』と『ノーホエア・マン』と『愛と障害』など

松籟社の〈東欧の想像力〉シリーズにエクストラとしてエッセイ集が出ると聞いて、そういえば出た当時話題になってたけど読んでなかったアレクサンダル・ヘモンの第一長篇からはじめて結局既訳書を全部読んだ。 『ノーホエア・マン』 ノーホエア・マン作者:ア…

初の短篇集とか創元日本SF叢書とか、最近読んでた日本SF

大森望編『ベストSF2020』 宮内悠介『超動く家にて』 宮内悠介『カブールの園』 円城塔『シャッフル航法』 柴田勝家『アメリカン・ブッダ』 柞刈湯葉『人間たちの話』 宮澤伊織『裏世界ピクニック5』 宮澤伊織『裏世界ピクニック6』 藤井太洋『公正的戦闘規…

最近読んだ本

倉数茂『忘れられたその場所で、』 佐久間文子『ツボちゃんの話 夫・坪内祐三』 G・K・チェスタトン『裏切りの塔』 違星北斗歌集『違星北斗歌集 アイヌと云ふ新しくよい概念を』 ロバート・シルヴァーバーグ『小惑星ハイジャック』 キジ・ジョンスン『猫の街…

図書新聞にサーシャ・フィリペンコ『理不尽ゲーム』の書評が掲載

今週末には入手できる図書新聞2021年11月17日号に、サーシャ・フィリペンコ『理不尽ゲーム』というベラルーシの作家による長篇の書評を書いています。昨今も民間機強制着陸で反体制ジャーナリストを逮捕したという現代ベラルーシの強権的社会を内側から描い…

怪奇、ゴシック、野宿者、読むこと、フランケンシュタイン、富島健夫など

二月くらいから読んでた本。 ナイトランド・クォータリー vol.18 想像界の生物相 ナイトランドクォータリーvol.19 架空幻想都市 高原英理『ゴシックハート』 高原英理『歌人紫宮透の短くはるかな生涯』 木村友祐『野良ビトたちの燃え上がる肖像』 木村友祐『…

パヴェウ・ヒュレ『ヴァイゼル・ダヴィデク』

ヴァイゼル・ダヴィデク (東欧の想像力)作者:井上暁子,パヴェウ・ヒュレ発売日: 2021/03/01メディア: 単行本〈東欧の想像力〉第19弾はポーランドで1987年に発表された長篇。23年前の夏、「僕」が、不思議な能力を持つユダヤ人の少年ヴァイゼルとの日々を回想…

図書新聞に仙田学『ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど』の書評が掲載

ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど作者:仙田 学発売日: 2020/11/17メディア: 単行本(ソフトカバー) 図書新聞2021年3月6日号に、仙田学『ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛…

『薔薇の名前』『祇園「よし屋」の女医者』『推し、燃ゆ』『レイシズムとは何か』

一月に読んでた本。 ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』 藤元登四郎『祇園「よし屋」の女医者』 宇佐見りん『推し、燃ゆ』 梁英聖『レイシズムとは何か』 ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』 薔薇の名前〈上〉作者:ウンベルト エーコ東京創元社Amazon今年年始…

2020年見ていたアニメ

今年見ていたアニメのなかで各クール10数作程度をピックアップして、ツイッターにその都度書いていたことを元にしたりしなかったりしながら記憶などに基づいてまとめたもの。ネタバレを気にせず最終話の感想も書いてるのもあれば、ある程度未見に配慮してい…

2020年に読んだ本

今年読んだ本を10冊プラス10冊挙げてみる。 上田早夕里『深紅の碑文』早川書房 オルガ・トカルチュク『昼の家、夜の家』白水社 木村友祐『イサの氾濫』未來社 笙野頼子『会いに行って 静流藤娘紀行』講談社 藤野可織『ピエタとトランジ〈完全版〉』講談社 テ…

秋から年末にかけて読んだ本

ツイッターで書きっぱなしにしていて記事にまとめていなかった本をまとめて。 大森望、日下三蔵編『年刊日本SF傑作選 プロジェクト:シャーロック』 プロジェクト:シャーロック (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)発売日: 2018/06/29メディア: 文庫2017年のSF傑…

イボ・アンドリッチ『イェレナ、いない女 他十三篇』

イェレナ、いない女 他十三篇 (ルリユール叢書)作者:アンドリッチ,イボ発売日: 2020/10/26メディア: 単行本ユーゴスラヴィアのノーベル賞作家の初期散文詩、代表作『ドリナの橋』の核となる短篇や表題の幻想小説等の短篇小説、ニェゴシュについての講演等の…

薄い本を読むパート2

いつかもやったページ数薄めの本を集めて読んでみるシーズンふたたび。 薄い本を読む - Close To The Wall 前回のは一昨年。今回はあとがき解説などを含めない、本文200ページ以下の本、というレギュレーションでやってみた。マルクスはよくわかんなかったけ…

トーマス・ベルンハルト『地下 ある逃亡』

地下―ある逃亡作者:トーマス・ベルンハルト発売日: 2020/10/01メディア: 単行本オーストリアの作家ベルンハルトの自伝五部作の二作目。邦訳としては三作目になる。耐えがたいギムナジウムを抜けだし、「反対方向」にあるザルツブルクの汚点と呼ばれた貧困層…

石川博品『ボクは再生数、ボクは死』

ボクは再生数、ボクは死作者:石川 博品発売日: 2020/10/30メディア: 単行本石川博品二年ぶりの新作。商業では『海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと』、同人では『夜露死苦! 異世界音速騎士団"羅愚奈落"』以来となる。去年は商業も同人も新作がなく、今年…

パウル・ゴマ『ジュスタ』

ジュスタ (東欧の想像力)作者:ゴマ,パウル発売日: 2020/11/01メディア: 単行本松籟社〈東欧の想像力〉叢書の第18弾は現モルドバ共和国、ベッサラビア生まれのルーマニアの作家パウル・ゴマの、1985年に書かれた自伝的長篇。著者は今年、亡命していたパリでCO…

図書新聞に荻原魚雷『中年の本棚』の書評が掲載

中年の本棚作者:荻原魚雷発売日: 2020/09/29メディア: Kindle版既に入手できるはずの図書新聞2020年11月7日号に、荻原魚雷『中年の本棚』の書評「四〇代を生きるヒントを探し尋ねる記録」を寄せました。図書新聞の今日発売の11/7日号に、荻原魚雷『中年の本…

笙野頼子『水晶内制度』

水晶内制度作者:笙野頼子発売日: 2020/08/12メディア: 単行本新潮社版以来一七年ぶりにエトセトラブックスから再刊された著者の代表作といっていい長篇。30ページほどの著者自身による解説が当時の状況や作品の成立事情などを明らかにしており、論争的な性質…

原爆、引揚げ小説四冊

ちょうど手元にいくつかあるし、と八月の二週目ごろに原爆、引揚げについての小説を読んでいた。 青来有一『爆心』 爆心 (文春文庫)作者:青来 有一発売日: 2010/09/03メディア: 文庫長崎に住む人々を描く六篇の連作集。必ずしも原爆の被爆者ではない語り手を…

『傭兵剣士』『あがない』『息吹』『年刊日本SF傑作選』その他最近読んだ諸々

最近というか半年前からのでブログにまとめてなかったものなど。 ジェームズ・ウィルソン、岡和田晃『傭兵剣士』 傭兵剣士 (T&Tアドベンチャー・シリーズ7)作者:ジェームズ・ウィルソン,岡和田 晃発売日: 2019/07/12メディア: 単行本(ソフトカバー)『トン…

百合ラノベ、百合SF、百合ミステリその他、百合小説約30冊を読んだ

ここしばらく百合小説を集中的に読んでいて、ツイッターでもその都度書いていた感想を適宜手を入れてひとまとめにした。アニメや漫画に比べてそういや百合小説ってそんなに読んでないなと思っていた時、百合ラノベ、百合SFが三月くらいにばっと出たのを機に…

笙野頼子『会いに行って 静流藤娘紀行』

会いに行って 静流藤娘紀行作者:笙野 頼子発売日: 2020/06/18メディア: 単行本 二度目にお会いしたとき、師匠はもうお骨になっていたと先程書きました。私が師匠について初めて書いたのは追悼文です。「会いに行った」という題名にしました。そう書けば文中…