告知記事一覧

新着順 2020.10.31「図書新聞」2020年11月7日号に荻原魚雷『中年の本棚』の書評が掲載 図書新聞に荻原魚雷『中年の本棚』の書評が掲載 - Close To The Wall2020.2.29「図書新聞」2020年3月7日号にオルガ・トカルチュク『プラヴィエクとそのほかの時代』の書…

図書新聞に仙田学『ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど』の書評が掲載

ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛、性のことなど作者:仙田 学発売日: 2020/11/17メディア: 単行本(ソフトカバー) 図書新聞2021年3月6日号に、仙田学『ときどき女装するシングルパパが娘ふたりを育てながら考える家族、愛…

『薔薇の名前』『祇園「よし屋」の女医者』『推し、燃ゆ』『レイシズムとは何か』

一月に読んでた本。 ウンベルト・エーコ『薔薇の名前』 薔薇の名前〈上〉作者:ウンベルト エーコ発売日: 1990/02/18メディア: 単行本今年年始に読んだ大作はこれ。途中これ選んだのは失敗だったか、と思った瞬間もあったけど、さすがに面白かった。中世、山…

2020年見ていたアニメ

今年見ていたアニメのなかで各クール10数作程度をピックアップして、ツイッターにその都度書いていたことを元にしたりしなかったりしながら記憶などに基づいてまとめたもの。ネタバレを気にせず最終話の感想も書いてるのもあれば、ある程度未見に配慮してい…

2020年に読んだ本

今年読んだ本を10冊プラス10冊挙げてみる。 上田早夕里『深紅の碑文』早川書房 オルガ・トカルチュク『昼の家、夜の家』白水社 木村友祐『イサの氾濫』未來社 笙野頼子『会いに行って 静流藤娘紀行』講談社 藤野可織『ピエタとトランジ〈完全版〉』講談社 テ…

秋から年末にかけて読んだ本

ツイッターで書きっぱなしにしていて記事にまとめていなかった本をまとめて。 大森望、日下三蔵編『年刊日本SF傑作選 プロジェクト:シャーロック』 プロジェクト:シャーロック (年刊日本SF傑作選) (創元SF文庫)発売日: 2018/06/29メディア: 文庫2017年のSF傑…

イボ・アンドリッチ『イェレナ、いない女 他十三篇』

イェレナ、いない女 他十三篇 (ルリユール叢書)作者:アンドリッチ,イボ発売日: 2020/10/26メディア: 単行本ユーゴスラヴィアのノーベル賞作家の初期散文詩、代表作『ドリナの橋』の核となる短篇や表題の幻想小説等の短篇小説、ニェゴシュについての講演等の…

薄い本を読むパート2

いつかもやったページ数薄めの本を集めて読んでみるシーズンふたたび。 薄い本を読む - Close To The Wall 前回のは一昨年。今回はあとがき解説などを含めない、本文200ページ以下の本、というレギュレーションでやってみた。マルクスはよくわかんなかったけ…

トーマス・ベルンハルト『地下 ある逃亡』

地下―ある逃亡作者:トーマス・ベルンハルト発売日: 2020/10/01メディア: 単行本オーストリアの作家ベルンハルトの自伝五部作の二作目。邦訳としては三作目になる。耐えがたいギムナジウムを抜けだし、「反対方向」にあるザルツブルクの汚点と呼ばれた貧困層…

石川博品『ボクは再生数、ボクは死』

ボクは再生数、ボクは死作者:石川 博品発売日: 2020/10/30メディア: 単行本石川博品二年ぶりの新作。商業では『海辺の病院で彼女と話した幾つかのこと』、同人では『夜露死苦! 異世界音速騎士団"羅愚奈落"』以来となる。去年は商業も同人も新作がなく、今年…

パウル・ゴマ『ジュスタ』

ジュスタ (東欧の想像力)作者:ゴマ,パウル発売日: 2020/11/01メディア: 単行本松籟社〈東欧の想像力〉叢書の第18弾は現モルドバ共和国、ベッサラビア生まれのルーマニアの作家パウル・ゴマの、1985年に書かれた自伝的長篇。著者は今年、亡命していたパリでCO…

図書新聞に荻原魚雷『中年の本棚』の書評が掲載

中年の本棚作者:荻原魚雷発売日: 2020/09/29メディア: Kindle版既に入手できるはずの図書新聞2020年11月7日号に、荻原魚雷『中年の本棚』の書評「四〇代を生きるヒントを探し尋ねる記録」を寄せました。図書新聞の今日発売の11/7日号に、荻原魚雷『中年の本…

笙野頼子『水晶内制度』

水晶内制度作者:笙野頼子発売日: 2020/08/12メディア: 単行本新潮社版以来一七年ぶりにエトセトラブックスから再刊された著者の代表作といっていい長篇。30ページほどの著者自身による解説が当時の状況や作品の成立事情などを明らかにしており、論争的な性質…

原爆、引揚げ小説四冊

ちょうど手元にいくつかあるし、と八月の二週目ごろに原爆、引揚げについての小説を読んでいた。 青来有一『爆心』 爆心 (文春文庫)作者:青来 有一発売日: 2010/09/03メディア: 文庫長崎に住む人々を描く六篇の連作集。必ずしも原爆の被爆者ではない語り手を…

『傭兵剣士』『あがない』『息吹』『年刊日本SF傑作選』その他最近読んだ諸々

最近というか半年前からのでブログにまとめてなかったものなど。 ジェームズ・ウィルソン、岡和田晃『傭兵剣士』 傭兵剣士 (T&Tアドベンチャー・シリーズ7)作者:ジェームズ・ウィルソン,岡和田 晃発売日: 2019/07/12メディア: 単行本(ソフトカバー)『トン…

百合ラノベ、百合SF、百合ミステリその他、百合小説約30冊を読んだ

ここしばらく百合小説を集中的に読んでいて、ツイッターでもその都度書いていた感想を適宜手を入れてひとまとめにした。アニメや漫画に比べてそういや百合小説ってそんなに読んでないなと思っていた時、百合ラノベ、百合SFが三月くらいにばっと出たのを機に…

笙野頼子『会いに行って 静流藤娘紀行』

会いに行って 静流藤娘紀行作者:笙野 頼子発売日: 2020/06/18メディア: 単行本 二度目にお会いしたとき、師匠はもうお骨になっていたと先程書きました。私が師匠について初めて書いたのは追悼文です。「会いに行った」という題名にしました。そう書けば文中…

ファトス・コンゴリ『敗残者』

敗残者 (東欧の想像力)作者:コンゴリ,ファトス発売日: 2020/04/30メディア: 単行本 敗残者の通販/ファトス・コンゴリ/井浦 伊知郎 - 小説:honto本の通販ストア 敗残者〈東欧の想像力17〉 | 松籟社 SHORAISHA松籟社〈東欧の想像力〉第17弾はアルバニア文学と…

藤枝静男『凶徒津田三蔵』、『或る年の冬 或る年の夏』

『凶徒津田三蔵』 凶徒津田三蔵 (1979年) (講談社文庫)作者:藤枝 静男メディア: 文庫明治二十四年、警察官がロシア皇太子を切りつけた大津事件の首謀者を描いた1961年の表題作と、その事件をめぐる畠山勇子、明治天皇、児島惟謙の行動をまとめた72年作の姉妹…

後藤明生『四十歳のオブローモフ【イラストレイテッド版】』

四十歳のオブローモフ【イラストレイテッド版】作者:後藤 明生発売日: 2020/04/21メディア: 単行本つかだま書房から再刊された後藤明生初の新聞連載小説で、旺文社文庫版には掲載されていたものの単行本にはなかった山野辺進の挿絵を大判で再録した一冊、こ…

古井由吉『雪の下の蟹・男たちの円居』と『雨の裾』

二月末、古井由吉逝去の報があった*1。大学生時分に授業でお世話になっていた寮美千子さんに連れて行ってもらって、風花の朗読会に行ったことがあり、そこで寮さんの紹介で本にサインをもらったことがある。何か話したかも知れない。何も覚えてない。そして…

木村友祐『イサの氾濫』『幸福な水夫』『聖地Cs』

ため込んでいた木村作品をまとめて読む。 『イサの氾濫』 イサの氾濫作者:木村 友祐発売日: 2016/03/07メディア: 単行本表題作は、東京で転職を繰り返してた男が震災を機に地元東北で荒くれ者として知られていた叔父イサについて調べながら、東京からもこぼ…

上田早夕里『深紅の碑文』『夢みる葦笛』

『深紅の碑文』 深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)作者:上田 早夕里発売日: 2013/12/19メディア: 単行本『華竜の宮』の姉妹篇。人類に迫る、プルームの冬と呼ばれる地球凍結の危機を目前にしたなかで、救援団体、反抗する海上民、ロケット…

図書新聞にトカルチュク『プラヴィエクとそのほかの時代』の書評が掲載

プラヴィエクとそのほかの時代 (東欧の想像力)作者:トカルチュク,オルガ発売日: 2019/12/01メディア: 単行本今日あたり発売の図書新聞2020年3月7日号にオルガ・トカルチュク『プラヴィエクとそのほかの時代』の書評「繰り返されないすべてのものたちの時間」…

第40回日本SF大賞候補作をいくつか読む

今年の候補作は以下。 第40回日本SF大賞・最終候補作が決定しました! - SFWJ:日本SF大賞《天冥の標》全10巻 小川一水(早川書房) 『なめらかな世界と、その敵』 伴名練(早川書房) 《年刊日本SF傑作選》全12巻 大森望・日下三蔵編(東京創元社) 『…

オルガ・トカルチュク『昼の家、夜の家』とその目次

昼の家、夜の家 (エクス・リブリス)作者:オルガ トカルチュク出版社/メーカー: 白水社発売日: 2010/10/19メディア: 単行本『プラヴィエクとそのほかの時代』の次に書かれたトカルチュク四作目の長篇小説。ポーランドの国境近くに住み始めた「わたし」や人々…

2019年見ていたアニメ

今年見たアニメの感想。こういう年間まとめ記事を作り始めてもう五年目。とりあえず見た数だけなら120とか?あったなかからツイッターで書いてた感想をもとに60作くらいでざっとまとめた。なおネタバレを気にせず最終話の感想も突っ込んでいるので注意。話数…

2019年に読んでいた本

今年読んだ本のなかから九冊。これはツイッターの140字に収まる字数で選んだので冊数に意味はないけどこれくらいがちょうど良いかと思った。外地巡礼作者:西 成彦出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2018/01/19メディア: 単行本西成彦『外地巡礼』 後藤明生…

『白い人・黄色い人』『82年生まれ、キム・ジヨン』『月と太陽の盤』『ヤゴの分際』『物語ポーランドの歴史』『方形の円』

白い人・黄色い人 (講談社文芸文庫)作者:遠藤 周作出版社/メーカー: 講談社発売日: 1996/04/10メディア: 文庫遠藤周作『白い人・黄色い人』文芸文庫版。「白い人」、犬を折檻した女中に魅惑され、ナチ占領後のリヨンでゲシュタポに協力して神学生の友人を裏…

共著『現代北海道文学論』が刊行されました

現代北海道文学論―来るべき「惑星思考(プラネタリティ)」に向けて発売日: 2020/01/01メディア: 単行本現代北海道文学論 来るべき「惑星思考」に向けての通販/岡和田 晃/岡和田 晃 - 小説:honto本の通販ストア JRC一手扱い― 藤田印刷エクセレントブックス こ…