短評
フードコートで、また明日。
原作漫画は読んでいた。全六話のアニメ。確かに原作はそんな量ないよなとは思ってた。基本二人のだべり漫画を百合に定評のある坂井久太がキャラデザのみならずコンテや原画作監もやってて、原作の絵柄やデフォルメなども良い感じに再現されてた。アトリエポンダルクで古賀一臣監督。中学終わり頃から仲良くなって別の高校に行ったけれど、放課後フードコートでの和田と山本二人の時間を描く百合アニメ。和田、面倒くさいけど素直というか子供っぽい悪ガキ感で嫌なやつにはならないくらいのバランス。面倒くさい和田と適切な解答を示す山本。まあ山本のギャルはあざとい。最終回、和田も好きなスマホゲーのキャラを失い、新たな配信者のファンになって、と終わりと始まりを描いてからの二人の別れと再会で終わる、良い締めだった。仲良いからこんな話できるんだけどね、の流れは完全にオードリーが浮かんだ。アニメ化と聞いてそんな長くない作品をどうやって?と思ったら全六話構成でアニメ化というのは面白い。アニメ的にオリジナル回とか入れても面白そうだけれど、原作のコンパクトさを生かすならこうというのも分かる。
フェルマーの料理
料理と数学を組み合わせた漫画原作アニメ。原作者はサッカー漫画がアニメ化した人らしくて、ジャンルが違いすぎるってビビった。数学者に挫折した岳が、料理人の海と出会い、二話はその海の突き出す謎を解くようにして料理と数学を掛け合わせていく、合理性をコンセプトにした料理漫画で面白い。あえて二つに分ければおいしいは感覚的なものだけど、うまい=うま味は計算可能だ、と。魚介と肉のようにうま味成分が異なる料理を上手くかみ合わせれば何倍ものうま味になるという計算式。最終回、アニメの最後に会場の空気を持って行くデザートの話で締めるのも憎い。口のなかで味がスイッチしていく異様な仕掛けのその種明かし。デザートは数字と図形でできている、として素材と調理法と盛り付けで口のなかでの味の変化を数式化してコントロールしていく。タルトをバラバラにして素材の味を引き出した海の料理をヒントに、素材の味や香りの変動を計算し尽くし、盛り付けの立体性をも勘案し、芸術的なデザートに仕立て上げるくだりはド迫力だった。コース料理ではむしろ調理法と素材を自由にいじれるのがデザート、という逆転の発想。「デザートこそ数学そのものなんだ」、数学賞の授賞式だから数学の話が通じる場だというのもあって一番の盛り上がりを演出する。パティシエとして旧友と並び立ち、ヒロインの危機を救い、海の期待に応える、見事なエンディングだった。
自動販売機に生まれ変わった俺は迷宮を彷徨う2nd season
まさかすぎる二期。冒頭から自販機に惚れてるやつが男女ともに現われてどうなってんだこの世界は。老人冒険者が妙に強い、こんなにご老体が活躍する異世界アニメも珍しい。まあ自販機がダンジョンについてくることに比べれば全然常識の範囲内だけども。二期一話からボスに対抗する手段として全高18メートルの氷自販機が出てくるのがムチャすぎる。自販機の強引な攻撃手段が自販機豆知識も兼ねてるところが面白い。自販機としての定型句から字を抜き出して言葉を喋ってラブコメを展開し、自力で移動して氷の弾丸を射出できるようになって戦闘もこなせる、わけのわからないすごさだよ。語句の制限でラッミスは呼べてもヒュールミは呼べない、というところからかわいいねとかお世辞言ってみたりでラブコメできてるの笑ってしまう。自販機になった主人公をめぐってコミュニケーションに壁があるからこそのドラマができてるのは良いんだけど、自販機転生以上に自販機相手に結婚しようとするラッミスの異常さがすべてをなぎ倒していく。七話では畑に転生したやつというまた別の異常なキャラクターを出して来た。そいつの来歴をダイジェストで語っていく途中に「畑なので会話する術を持たず、日々おばあさんに耕されていました」という凄まじいフレーズが出てきてすごかった。畑が旅に出る、どういう現象なんだよ。キコユ、触れた相手の心を読めるからハッコンとも喋れる、ここに来て意思疎通面でかなりの進展が出てきた。10話では異世界でミスコンを開催して自販機が審査員席に座って、自販機がハートをわしづかみメイク術の練習をしていて自販機がヒロインズにメイクを施してメインヒロインが優勝、この過程全部どうかしてる。最終話で話がまとまらなくて、メインストーリーは三期に繋がるという分割二クールだったっぽい。自販機を使って倒す作戦がどれもトンチキですごいのと、自販機を使わなくてもすごい突拍子もなさで事態を解決していくおもしろアニメだった。
タコピーの原罪
話題作の漫画を全六話構成にして、テレビ放送もなしで尺も表現も制約なしで作ったという力が入ったアニメ。原作は当時読んでて良かったね。何が起こるか知ってるから。映像でこの子供たちの虐待や暴力やらを初見で食らうのは結構大変だと思う。学校でいじめられているしずかの元に宇宙人タコピーが現われて、人間のことを知らないタコピーが異様な状況下でのしずかから人間を学んでいくSFアニメ、かな。陰惨な状況下にある子供たちの生々しい描写でセンセーショナルな話題性を振りまきつつの作風はいくらかどうかと思うところも多い。しかしアニメーションには相当に力が入っており、四話の画面はグリッグリに動くなと思ったら五十嵐海やら斎藤圭一郎やら見覚えのある名前があったりコンテ演出大島塔也、作監中村颯、総作監長原圭太の回はすごかった。ラストは誰も私を見てくれない、話を聞いてくれなかったという最後の最後に出てきたしずかの叫びに応えるタコピーが自分を絆と化してまりなとのきっかけを与えることでなんとか破滅への道を防ぐエンドを迎える。一発で解決できずとも誰か一人でも戦友がいればこの世と戦える、と。最初は人の話を聞かずに解決しようとしていたタコピーが直樹の話をじっと聞いていた前半や、しずかの話を聞いた上で最後の選択をするという話を聞くことの大事さが描かれていた。でも最後の最後にならないと言えないこともあるという長い迂回路だった。百合エンドだったね。毒親ショーって感じも強かったけどまあなんとか最後は良い感じに締めた。せっかく配信限定で冒頭に注意書きがされてるアニメなのに、これを事前情報なしで見せて阿鼻叫喚を楽しむみたいなツイートがあったけど、作品をそうやって面白トラップみたいにネタにするオタク、製作に当たっての配慮を全部裏切ってて恥を知らないなあ。まあ、タコピーに元々そういう悪趣味さがあり、それがネットバズとともに広まった作品だといえばまあそうだけども。
出禁のモグラ
鬼灯の冷徹の原作者による漫画原作。ほとんど会話してるだけなのに引きつけてくる。あの世から出禁を食らう刑によって死なない仙人のようになっており、それ故に様々な制約で相応に生活も色々難しいというモグラの世知辛さ。住民票を取ったとして、戦時下では赤紙が来るのはなるほどだ。このモグラと人間の男女二人を主人公にして、ファンタジックな存在を世知辛くリアリスティックに描きつつ、さまざまな怪異事件と遭遇しての問題解決を描いていく。中村悠一がよく喋るアニメで、長広舌を聞かせる技術を感じる。民俗学系ネタを散りばめながらのストーリーは地味にちゃんと面白くて良かった。終盤の島篇は島の渉外役でもある一族が島民を支配するために色々やってることが明らかになってくる。能力のあるトップが多少の問題があることもある、という話どころか、権力者は権力を維持するために何でもやる、という話は田舎がどうこうという話には留まらないことでもあって、当事者のクセに騙された善人づらする島民もおり、独裁やいじめには密かに協力する傍観者の責任もあるんだと指摘する。「因習村」概念を相対化しつつ閉鎖環境での人間の行動はこうもなるという描き方だろう。
帝乃三姉妹は案外、チョロい。
少年サンデー連載ラブコメ漫画をPAワークスがアニメ化したもの。家が五等分の花嫁でマガジンラブコメのメソッドをすごい感じるけど一番思い出すのは女神寮の寮母くんだった。こういう絵柄がサンデーに載ってるんだな。小柄な少年が格闘技、俳優、将棋とそれぞれ突出した才能を持った三姉妹の家に転がり込んで、家事を万端担当してマネージャー的な立場からヒロインたちを支えるラブコメ。五等分の花嫁のマガジンラブコメのメソッドを感じるけれど一番思い出すのは女神寮の寮母くんだった。キャラデザ的に一番美少女っぽく描かれてるのは主人公だよなあ。序盤はそこそこだったけど、中盤以降三姉妹の個別掘り下げパートが始まるとそれぞれ主人公優とのどういう側面との対比があるかを描いていて、各篇きちんと見応えある話になっていたのが偉くて、その勢いのまま三女までやって終わらせるのは良い構成だったと思う。ニコ回八話の、王道で真面目だから予想通り、「型を崩さない試合」という一面的な凝り固まった自己像から、トリッキーな技や可憐なドレス姿を重ねての決着、と自分の二面性を認めることで視野の狭さが克服される、ニコらしく「二」が重要な話なのとかも良かった。
ブサメンガチファイター
不細工表現アニメその一。ホワイトフォックス制作でへえと思った。ゲーム世界転移をする時にルックスをマイナスに設定し女子に触れるとダメージを食らうとか特記してたらポイントがバカほどもらえて特性に超有利なものがついて、という異世界転移ラノベ原作。現実でそれぞれ何らかの関係がある同士がこの世界で色々悩みを掘り下げたり、結構王道の話だ。異世界転移ファンタジーかと思ったら現実での贖罪と呪いに向き合う宗教性も感じられる真面目な話になってるの、タイトルから想像できなさすぎる。途中で出てくる梶田というキャラも、不動産会社と地上げ屋によって家ごと襲撃されて、というところまでは悲しい被害者だけど、復讐が過剰になって一線を越えた感じだ。どっちに転ぶかの話をしている。善行が縁を繋ぎ、過ちは認めて生き直す、更生としての異世界。不細工で痴漢冤罪で陥れられて、みたいな設定は最初気になったけど大ケガをしている聖華、不細工のしげるがそれでも憎しみに支配されない高潔さを描いていて、悔いを持った人たちがもう一度やり直したいという願いを叶える世界を描く、いくらか宗教的でもある意外なほど芯のある善性の話で良かった。
ブスに花束を。
不細工表現アニメその二。見るからに少女漫画って感じだけどヤングエース連載ラブコメ漫画が原作。タイトルのどぎつさはだからか? シルバーリンクでこういうのも珍しい気がする。早見さんが花澤さんみたいな芸風をやってる。行きすぎた自虐と善人のクラスメイトのコメディかと思えば、世界に善人ばかりだったら主人公田端がこんな自己否定的になるとも思えず美化委員とかでちゃんと仕事を押しつける良くない人も出てくる一話。田端は見た目が冴えないけれどもその地味な善行がクラスの見た目が良くて人の美醜にこだわらない上野に気づかれて、距離が近づいていく。そこで美少女と目される上野狙いの鶯谷の女子的な策略家ぶりを「好きな人には自分の綺麗なところだけ見せたいの」という心理として描いて、鶯谷を落とすわけでもない話にしてたりもする。ワンクールで綺麗に上野と田端が付き合うまでをやってタイトル回収して、良いアニメだった。誤解や勘違いは世にありふれていてそれは見た目・ルックスとも同じだけれどそれを超えた誠実さや善意、言葉が通じることを描いたような話だった。タイトルはどうかと思うんだけどそれも必須な要素だろう。少女漫画の男性向け媒体へのアレンジが最近の恋愛もの・ラブコメで目立つというよく言われている話の一例でもある。
その着せ替え人形は恋をする 二期
今期クローバーワークスラブコメアニメその一。三年ぶりの二期、一話から作り込みが怖い。冒頭から作中作で作画が遊びまくり、一期も良かったと思うけど二期はやたら絵がリッチでグリグリ動くアニメになっててこうだったっけ?ってなってる。ぼっち以降の演出の多彩さって感じもすごい。作画も演出も次々に色々繰り出してて怖。モーションキャプチャー使ってるのかっていうような細かい動きまで描かれてる。クローバーワークスのハイコスト路線もここまで来たかみたい。それはそれでこのアニメに持続可能性はありますか?と思わないでもなかった。楽しいアニメではあるんだけど二期はちょっともう一つという感じもあった。今夜は寝ません、を勘違いして夜に期待してしまったマリンあたりのお色気ラブコメは楽しかったけれど。マリンを避けるようなアキラの真相も拍子抜けで、オタク賛歌でまとめるためにちょっと展開が縛られてる気もする。しかし17話、この人形劇、マジで実写で作ったのか?っていう。画面切り替えの演出も面白いけど、この回は作画の遊びというより特に背景と人物の動かし方というか重ね方が独特な感じ。珍しい映像な気がする。コンテ若林信だ。20話は二期では初めて出てきたのに一言でクレジット三番目に入ってくるサジュナ、強い。ジュジュ姉妹が出てくると盛り上がりが違うなってのもあるけど、出てきて色々なラインが繋がってくるのは面白かった。OPが最初真顔から始まってマリンだけが描かれててその向かう先に五条くんがいるというマリン主観の恋する映像すぎる。
薫る花は凛と咲く
今期クローバーワークスラブコメアニメその二、明日ちゃん監督構成の座組だ。お嬢様チックな女子高と底辺男子高が隣同士にあって反目し合ってるという設定。大柄でちょっと見た目が怖い凛太郎の自尊心の低さを描きつつ、ヒロイン和栗さんを魅力的に描きます!という意気を感じる。しかしまあ男子高生がこんなに悩みの相談やケアやら細かいフォローが上手いわけないだろ、の気持ちはある。顔が怖いとか、底辺学校/お嬢様学校とかいう偏見でものを見ることは「頭の悪い」ことだという話を丁寧にやってる。終盤、子供が友達を家に初めて連れてきて、あの全てを諦めようとしていた息子の珍しくやりたがった金髪ピアスを率先してやっていた母親の心情というのが描かれていて感動的ではあるんだけど、凛太郎がそういう挫けそうなことになっていたのは何故なのかは良く分からない。凛太郎の家がケーキ屋で全然似合わないと言われる話、ぷにるのコタローとも似てるし着せ替え人形とも似た話だけどこっちは親の仕事だしあんまり説得力がない。美女と野獣的なモチーフなんだけど凛太郎の見た目を極端にはしてないせいで、人に避けられる状況を説得的に描けてないように見える。それはそれとして最終回は面白かった。時代は肉食ヒロインらしい。ラブコメに謎解きパートとかあるんだ。頑張って告白したら相手が初対面だと思ってる時よりずっと前に印象的な対面があってそれからずっと狙ってましたって話聞かされて、凛太郎くんこれそんなシンプルに喜ぶの違ってこない?!ってなる。会えそうなときには精一杯のオシャレをして距離をドンドン近づけて、最後の最後に相手からの告白を引き出して勝利、っていう女性作者の恋愛ものとしてのアプローチのリアリティというかパワフルさを感じた。あんまり男性作者からは出てこない話ではないか。学校同士の対立の話はなんともなあと思ったけど、和栗さんのパワーはすごいアニメだった。最終回で別の面白さが生えてきたのはインパクトがあった。
カラオケ行こ! 夢中さ、きみに。
同じ原作者の短い作品をセットでアニメ化するという珍しい試みの二作。カラオケ行こ!は、カラオケ大会でビリになって組長に刺青を入れられることを恐れたヤクザが歌がうまいのを見かけた中学生に目をつけて個人教師を頼み込んでカラオケを習うすごい話。動画工房制作でアニメは安定している。中学生の主人公の良い性格をしたギャグを刻みつつ、変声期を迎えた鬱屈が変人との時間で変化していく。主人公はヤクザの名刺は捨てるし、歌ってる時にチャーハン頼むし、良い根性しすぎだろ。度胸がすごすぎる。状況設定とギャグのセンスや物語のフック、原作が面白い漫画なのが良く分かる。変声期と危ない関係の不安定なあわいを行く感じは面白いし変声期の前後を演じる声優もすごかった。ヤクザ相手に距離近すぎるのがいいのかって気になってしまうところがあり、主人公がそこまでヤクザの彼に思い入れがあることにあんまり納得感がなくて、こちらの想定よりもかなりBL方向に曲がっていったなあという感想になってしまう。青春の一時期に危うい人間たちとの接触とその別れ、というラインの話だと思ってたら全然ヤクザとベッタリ付き合いが続くエンドだったからビックリした。夢中さ、きみには中高一貫男子高で自分をかわいい?と言ってくるクラスメイトとの出会いから始まり、この林を色んな人の視点から見るオムニバスとなっているのかと思ったら別にそうでもなくて五話のうち最後の二話は男子高でもない話だった。BLというほど関係は濃くないけど男子同士の関係を描くコメディとして面白くはあった。
異世界黙示録マイノグーラ~破滅の文明で始める世界征服~
今期の柳瀬雄之監督MAHO FILMアニメ。マイノグーラってクトゥルーのワードなのか。ゲームの現実化みたいな世界で主人公タクトが側近アトゥとともに「邪悪と破滅を司る温厚な国家」運営という、魔王っぽく見えて普通に人の良いことやるっていう気の抜けたコメディで良い。いつものコンテ演出作監原画柳瀬雄之単独の一話。二話も強面してるけどほのぼの茶番コントアニメだよな? アトゥの百面相が面白すぎる。強面側近やったかと思ったらタクトといちゃついて振り返ってまたキリッとやってるのそれもうただの萌えキャラなのよ。怒るのは母に任せて子供たちに良い顔する父親、ってアトゥが所帯じみた説教してる。そっから全ての蟲の女王イスラが出てきたら圧倒的母性で国の民をすべて子供として包容する勢いですごかった。カマキリみたいな見た目でこのキャラだとは。終盤になるとシミュレーションゲームのタクトとは別のゲームの強制力に縛られてユニットが撃破される、というメタゲームバトルの様相が出てきてここから本番の感じが出て来たけどもう最終回間近だった。ゲームのルール同士の衝突という面白い話を始めたところで終わってしまった。イスラ蘇生が目的になるのか。巨大カマキリがママと呼ばれてここまで重要キャラなのはすごいよな。世界設定の開示とイスラの蘇生という大目標、ほんとここが本筋のスタートって感じだしさすがに二期くらいやらないとならん作品な気がするけどどうだろう。最終回は絵コンテ演出作監原画が柳瀬雄之単独。恒例の監督一人原画回だ。監督一人原画回は三回だったかな。エルフの長老モルタール役の西村知道の訃報を年末に聞く。
ばっどがーる
きらら四コマの原作は読んでる。制作ブリッジか。なかなか懐かしい質感のアニメな気がする。意中の相手の亜鳥先輩に振り向いてもらうために良い子の優が不良を演じようとする百合コメディ。優の幼馴染み涼が寝取られたみたいな立ち位置でそれ故に亜鳥先輩に敵対心を抱いていて、でも亜鳥と涼の関係がむしろ接近していて、寝取られ的な展開が作者の趣味なんだと分かってくる。亜鳥が寝取り写真を送って涼が妬み、亜鳥と涼が連絡取り合ってるところを見て優が妬む、三人で百合コメディを回しつつ要所要所に小ネタや奇異な言葉でフックを作っていくのは地力が感じられる。四話、亜鳥ファンの組織ADC幹部が堀江、雨宮、佐倉、上坂、早見、内田、鬼頭、って五等分とかスパイ教室みたいな。何でこのメンツ集めて幼稚園児させようとしたんだ。園児なのになんでこんなに拗らせてるんだ。最終話、Cパートのお互いで暖まる中学時代の冬の優涼を丁寧にやって、本篇で亜鳥に心奪われて進学先を変えた優、そして涼に絡んでいく亜鳥の自覚的な振る舞い、この悪のサンドイッチに晒される涼という構図で作品の根幹を示しつつのエンディングだった。全員の思う悪すべてを体現した存在としての亜鳥、バッドガールの頂点という感じもある。部活とか趣味とかやるのではない、純粋にキャラ関係で話を回す学園コメディとしか言いようのないきらら四コマ原作アニメってのも珍しい気がする。幼馴染み百合の間に挾まる悪女って感じだ。なかなか楽しいアニメだった。キャラソンアルバムを聴いてみたら、亜鳥のキャラソンは歌い方とか田村ゆかり曲っぽいのとなにより涼の曲が90年代のヒットソングっぽすぎる。アレンジとかメロディとか。ドラマの主題歌でかかってそうで笑ってしまう。B'zのもう一度キスしたかったとコード進行が似てるって言ってる人がいるけど、確かに。
雨と君と
動物声優麦穂あんなのメインアニメだ。しかも見た目がたぬきで猫とも犬とも自ら言い張る鵺的動物といううってつけの役柄。飼い主の天然具合も知能がある謎生物も、きのこいぬの女性飼い主版という印象。言葉が分かるたぬきでちょっとファンタジーにしつつの落ち着いた雰囲気の女性の小説家の日常を描いた作品。雨というとおりのしっとりとした雰囲気で良いアニメだった。しかしどう見てもたぬきなのに犬だと言い張る人間とそれを受け入れる人間たちがいる異常な世界を垣間見た。通りすがりの遠野ひかると根本京里の二人の組み合わせが面白い。モブにしては声に個性がありすぎる。過程を楽しもうと思えば近所の散歩だって旅になるという10話のくだり、ざつ旅のことをタイトルだけしか知らなかった時そういう話かと思ってた。
まったく最近の探偵ときたら
川柳少女の原作者による漫画が原作。作品名は前から知ってたけどこういう話だったのか。アラサーでロートルな探偵と助手高校生女子のコメディで、最初はいまいちだと思ったし10年近く前から始まっている電撃マオウの同年連載開始アニメ化作品の愚かな天使は悪魔と踊るもギャグのセンスが流石に古いと思ったのと同じことを思った。花澤香菜の助手のマッチョ化顔芸が面白くないのに多用されすぎてるというのもある。だけど途中から結構馴染みだして、四話のメタ館ミステリ回とかでも笑ってしまった。原作はマキが人気キャラだと分かったらそれに味を占めてきた感じがする。正しいと思う。マキは平野綾がやってる。その代わりに半裸おじさんが増えてきた。杉田智和変態おじさんが。10話のカオスさはかなり笑った。屋外で結婚式、台風でも決行は覚悟決まりすぎだろ。そっからの展開がとんでもなさすぎてずっと笑ってた。ブーケトスで何でこんな話になるんだよ。人を取り込むウェディングケーキが二人目取り込んでるのも笑ったし「コイツのライフも一点ものだよ」も笑う。ブーケトスに群がる女性たちっていうのも色々気になるネタではあるけどここまでぶっ飛ばすとまあそんなレベルじゃなくなる。ABパート始めに脚本コンテ演出作監のメインスタッフを出すのは初めて見た。これ昔の探偵ドラマの演出だったりする?
ふたりソロキャンプ
ソロキャンプ好きの厳さんにキャンプ場で偶然出会った雫という女子大学生が、脅しまがいの強引な頼み込みをして、二人キャンプは無理でもお互いソロが同じところにいるだけのふたりソロキャンプをしよう、というところから始まるキャンプもの漫画原作のアニメ。二クールなのは驚いたけど実写ドラマ化もしている人気作品なんだな。一話はソロをやりたい男性に若い女性が押しかけてくる、まあまあアレな展開だけど、雫が厚かましいどころか最悪なやつでこっから上がる株があるのか?って笑う。原作見てみたら免許証を盗み見て個人情報ゲットして脅しててすごいぜ。男性が若い女性に知識を教授していく話という枠組みこそちょっとアレだけれど、存外に楽しめたのは今作では厳さんこそがヒロインポジションで、硬派な男性像はほぼヒロインだという作りだったのもあるね。滔々とキャンプの話をしているのを楽しげに見てる雫の眼差しが微笑ましいけど、これは視聴者もそうで厳さんを見るアニメなんだと思う。調理師志望の雫の料理が毎回凝っていて、キャンプ知識で厳さんが教えて、代わりにキャンプ料理で雫が応えるという双方向性があるのは良かった。15話は本当のふたりソロキャンプで、互いに同じキャンプ場にいるのに気づかないでメッセージやりとりして距離を保ってるマジでおじさんのふたりソロキャンプ回。「適度な距離」だからこそ十数年の付き合いが続いている二人、という形がある。キャンプ場経営という夢のために自分にない視点が欲しくて雫にも色々と学ぶことがあると言う風に後半は展開していく。もう一人の厳さん狙いの女性も出てきて三角関係になりつつ、雫が果敢にアタックしていって厳さんの硬いソロの殻を破っていくラストになっていく。二クール結構ちゃんと楽しかった。ふたりソロキャンプ⇔家庭内別居。
公女殿下の家庭教師
魔力はあっても魔法が使えない公女殿下ティナの魔法学校入学のための家庭教師に主人公が呼ばれる、という年下美少女を教え導いていくファンタジーラノベ原作。長山延好監督スタジオブラン制作だ。EDが萌え萌えアニメーションすぎる。家に閉じ込めたい父の思いを打ち破って鳥が闘技場の天井という鳥籠を突き破って飛び出す派手な親離れによってティナを覚醒させる序盤から、終盤では覚醒した妹に劣等感を抱えた姉ステラの問題を解決するターンになって終了するのは姉も公女殿下だからタイトルに偽りなしなんですよね。まあでも主軸がいまいち見えづらい気がする。年下組も年長組も色んなヒロイン勢揃いのファンタジーラノベアニメ、美少女萌えアニメとしては良かった。ロリコン作品と思わせないために主人公と同年代の彼女ポジションのキャラがいるという周到さがある。ステラの話で終わったのは、これは原作の三巻までそのままやったからか、なんか脇役の話で終わった印象がある。コメンタリー総集篇で主人公アレン役上村祐翔が国語の教員免許を持っていて家庭教師の経験があるというのと、ティナ役澤田姫がまだ新人というのとで役柄とのシンクロがあるのはなかなか面白い。
ダンダダン 二期
普通に一期の続きからそのまま始まる二期、ミミズ撃退のあたりはジョジョやらウルトラマンやらを踏まえたセリフやポーズをやりながらのバトルと脱出劇、デスワームをミミズの習性を利用しておびき出して勝利した、と思ったらあいつが火山をせき止めてたって話でAYAKAになったのが一番笑った。直接的には八岐大蛇に生け贄を捧げた話が元なのかな。「モンゴリアンデスワーム」の途中で変身解ける声の演技は面白い。スクワット20回ワンセットの攻撃。とりもちの下りは完全にコントだった。17話の水がかかると邪視、お湯掛けるとジジ、少しでも水がかかるとダメってかなり難しいだろ、雨の日は外出できないなと思ったら、醤油一滴での爆破オチ。絶対そうなるという場面を二度繰り返してたっぷりと時間を取ってからの爆発は笑った。終盤は第三者視点で序盤からの回想を入れつつの新キャラの導入。金太、これはまた最初の印象が悪い奴が出てきた。性欲で動いている上に許されたとばかりに下ネタ他人に言ってくるやつ、普通に嫌すぎる。それはそれとしていきなり超常現象バトルに参加して光学迷彩の限界を見抜ける金太は何者なんだ。見たことある感じのオマージュ散りばめ系怪獣特撮アクションをやったあと、家を巨大仏像ロボに変形させる別の作品が始まってて、X JAPANネタはちょっと色々アレなことになったけど、作者の好きなこと詰め込んでるな、って。金太のように自分の好きだったものをありったけぶち込んで描かれた作品をこれだけ力入れて映像化してもらうってのはまあなんというかオタクによるオタクのためのアニメ感が非常にあり、それはそれとして結構楽しい。
ずたぼろ令嬢は姉の元婚約者に溺愛される
すごいタイトルだ。わたしの幸せな結婚ばりのドストレートすぎるシンデレラストーリー、なので家族はクズだし王子様は見初めてくれる。ずたぼろ令嬢=灰被り姫。ラノベ原作。ランドックスタジオってBEMのところか。本村玲奈、前橋のキョウカ役の人がメインだ。クズな家族に虐げられていた主人公が、王子と婚約をした姉がその領地に向かう途中に馬車が川に転落し亡くなり、代わりに王子の元に嫁がされたら実は王子は元々妹の主人公の方に婚約を申し込んでいたというすごい話。男装の麗人好きで妹を着せ替えして楽しんでた姉、良さそうなキャラなのにあっさり死んでしまった。しかも姉すら両親にとっては道具でしかなく劣悪な馬車で付き人もなしで送られたら御者に手籠めにされそうになって転落、えぐすぎる。姉が死んだままで幸福な結婚にはならなくないか。と思ったらちゃんとその話になっていって良かった。家に追放されて幸福な結婚系ラブコメ令嬢ものだけど、婚約者とのいちゃいちゃもやって、死んだと思われた仲の良い姉という存在をきちんと拾って悲劇をハッピーエンドに持って行っててうまくまとめたし、こういう系統のものの標準的な作品と言えそう。サーシャに認められなかった父親、赤毛で長身は幸福になれないという自縄自縛の母親、ここを拾って安易に断罪処刑をやらない展開なのは穏当。
9-nine- Ruler's Crown
サマーポケッツ後半、強くてニューサーガ、Re:バースなどと並ぶ今期ループもののアニメの一角。エロゲとしてずいぶん前に名前を見たことがある。見て分かる和泉つばす絵。さすがエロゲだ、すごい格好のヒロインしか出てこない。すごい格好してたらヒロインだと分かるので便利。元々はヒロインごとに四部作で構成されるアダルトゲームが原作らしい。誰ソ彼ホテル監督がシリーズ構成してると思ったら同じピーアールエー制作だった。この会社そういやリステの制作協力で半分くらいの話数を担当しているというつばす絵の縁があった。高校生の主人公とその妹、またクラスメイトの女子たち、能力に目覚めた少年少女たちが、謎の少女石化事件をきっかけにした異変に関わっていく。異世界からのアーティファクトが流出してこちらの世界で能力が生まれ、回収に協力する、魔法少女ものっぽい! エロゲらしくヒロインとの色恋もやりつつ能力バトルもやっていくし、四部作の長い話を圧縮して詰め込みまくったせいだろうけど最後まで展開がグリグリ変わっていたのはむしろ良かったかも知れない。同様のリプレイものだった陰陽廻天Re:バースが最後の方はだらっとしてしまったのに比べるとね。最後にメインヒロインによる記憶の掌握と殺し合いの制止、王者の貫禄というサブタイトルの意味を示しつつ、九人目の相棒ってやっぱり視聴者・プレイヤーで良いのかな。わたなれの紗月、渡くんの紗月、今作のサツキはよく見たら沙月で字が違って今期の紗月トリオ結成は失敗した……。OPが流れる度にパワフルすぎる歌い出しで笑ってしまう。
陰陽廻天Re:バース
ジョジョなどで知られるdavid production初のオリジナルアニメ。ハイテク平安京の電祇平安京というサムライメックみたいな世界観を舞台に、日本のヤンキーが転移して死んでもやり直せるリプレイ能力に目覚め、憧れの女性ツキミヤを救うために何度もやり直しを図っていく。ヤンキーの直情径行が話を動かし、内田真礼のヒロインがおり、平安ロボットバトルもあり、安倍晴明は出てくるし主人公は在原業平みたいな名前をしているし、色々詰め込んである。リバースと言うとおり、展開は色々裏返っていくので、ボスを倒したらツキミヤがラスボスになって出てくる二段構えになっており、戦っていた相手が人間だったというひっくり返しは定番で、主人公が壊すよう言われていたものが実は自分たちを守っているバリアだった、とひっくり返してくる展開、EDがターンオーバーっていうだけはある。内田真礼の本命ヒロインから極悪悪役キャラへの転身はまあまあ楽しい。ただまあ後半は展開速度が遅くなってしまっていたのは惜しい。9nineが最終回までターンオーバーたっぷりだったのもあって。
青春ブタ野郎はサンタクロースの夢を見ない
映画ランドセルガールの最後から続き。咲太は大学一年で予備校講師、双葉と一緒で、こいつどこ行ってもヒロインと一緒だなと思った。二話でも道を歩けばヒロインに当たるのがもう露骨すぎて笑いが出る。人間関係が女性偏重になってる弊害だ。しかしヒロインが多すぎて区別がつきづらくなってきた……。序盤は空気の読めない卯月が空気を読めるようになってのトラブルのほか、赤城郁実、姫路紗良、ミニスカサンタの話と原作四巻分を消化してて結構早いな。なんか、全体的にそこそこって感じだった。とはいえEDはやはりとても良い。
ぐらんぶる Season 2
一期を見てないけど見ていた。バカとテストと召喚獣の原作者の原作によるダイビング大学生たちの乱痴気騒ぎの日々を描いた漫画原作。アニメの頃原作一巻くらいは読んだ覚えがある。酒と全裸と男と女、大学生の自由さって感じの騒々しさを描きつつ、ギャグと真面目な恋愛ストーリーを緩急つけて繰り出してくるのは結構上手いんだよな。主人公の伊織もバカなのに色んなところで気が利いていて、買い出しに女性一人と見て一緒について行く、モテるだろうねって感じだ。最後、ダイビングもちゃんとやって、ダイビングが海外へと話を広げてて、安定した話運びを感じる。いにしえのセンスでのドタバタを高校生にやらせるとアレだから、酒カス大学生にさせるとなんかちょうど良い感じになる、そういうやつなのかな。
ショートアニメ
銀河特急 ミルキー☆サブウェイ
CGショートアニメ。今年一番のショートアニメだろう。テンポもキレも冴えまくる。警察に取っ捕まった人たち六人が慈善事業みたいな電車の掃除をさせられる、ってところからその電車が急に暴走して閉じ込められて、関わりのなかったみんなが次第に力を合わせていく、というのをレトロSFなデザインと、ショートアニメの尺の短さをキャラの掛け合いや行動のテンポを音楽的にしていくことで流麗に仕上げるセンスにキレがある。特に七話、排除くん攻略が今作らしい音ゲーチックな小気味よさなのも良かったけど、以前の話を受けてチハルのありがとうの言葉がカートとマックス、二人の感謝されなかったことでねじれていた心をスッと溶かしていくのがかなり良かった。感動的な回だといえる。11話、劣等な奴は処理するとか言い出す優生思想のラスボス。犯罪者・前科者・はぐれものを描いてきたのはそういうことか。公式サイトの「銀河の底辺、全員集合」は伊達ではない。分断を決然と拒否するマキナと「ゴミの本領発揮です」のセリフは良い。最終回は特にショートアニメのMV性を強調しその気持ちよさを徹底した快作って感じで非常に良かったですね。ミルキーハイウェイという前作があるのを知って見たけど、これがミルキーサブウェイで捕まってた理由か?っていう暴れが描かれてて笑う。こっちは音楽に合わせたMV性がより強いので見ておくべき。
デキちゃうまで婚
僧侶枠。始まった瞬間から規制カットで何が起きたのか、と思ったら作中もだいぶ画面が隠されていて何がなんだか。EDで振られた主人公が、子供が欲しい医者ヒロインに対してだけは男性機能が復活して結婚を申し込んだら一年で妊娠させられたらOKだというすごい話。子作りのためにすぐ同棲を始めるスピード感はすごい、僧侶枠にふさわしい早さだ。飲み物こぼして風呂入るなら一緒に入ればいい、何もかもが早くて笑った。
人妻の唇は缶チューハイの味がして
僧侶枠その二。ヤンマガWeb掲載の原作が僧侶枠になるんだ。既婚者の伯母と甥でエロ展開やるのはすごいなと一話で思ったら、その後毎回同じ主人公が色んな人妻と関係を持っていく話になっててすごすぎた。最初の何話かは主人公が同じとは分かってなくて全部別の話のオムニバス形式かと思ったら主人公はずっと同じ人物なだった。叔母、同級生の日焼けギャル、関西弁のロシア女性はまだしも、たぬき顔人妻はたぬきの化けたやつだったのでもう何でも出来るだろコレ。人妻ネタ作品で見た目が未成年に見える「お兄ちゃん」呼びキャラを出してくるのは守備範囲が広いと褒めるべきなのか、一貫性を持てと怒るべきなのか。七話の「異世界ダークエルフ人妻の唇は…」、サブタイからもう自由すぎる。異世界篇もあるよ。あるなよ。キャラ選択の自由度の高さはすごくてそれが面白かった。
どうかと思ったもの
彼女、お借りします 四期
一話、引っ張られて目だけが残ったり、多量の描き文字のツッコミとかメガネキャラじゃないから驚くと部屋の窓が吹っ飛ぶとことかコミカルな表現を色々繰り出してて面白い。作監力かヒロインの顔は手を抜かず、全体にはやや軽い絵作りでハイコストでないけど見栄えのするアニメをやってんなって感じがする。漫画的な複数レイヤー表現をアニメでもやってる感じもある。そういうところは良いんだけど、三期でだいたいやるべき話を済ませてしまったように思うのに、まだこの寸止め展開で引っ張るの?って思う。三期で原作の20巻まで行ってるみたいだけど、これ原作40巻越えてるんだよな。「これを5億回やってる」、分かってるならやめてね。麻美や祖母の憎まれ役、関係に面白みのないメンツで話を回してて、三期がそこそこ面白かったのはこいつらが出てこなかったからじゃないか。麻美の悪女でサスペンスをやっても原作で倍くらいまだ先があるという情報があるとすべてが茶番になってただ嫌な感情を上乗せするだけだし、祖母が殊勝な態度をとってもお前が原因だろうという話にしかならなくて、これ今何の話してんの?って気分が大半だ。本篇に出番がないキャラがメインのED笑う。原作を20巻くらいで読むのを辞めたという人を結構見る。アニメしか知らないけど分かる。三期のあの映画作りでの盛り上がりをやったら、後はもう締めのムードだろうと思ったらこのハワイアンズからまだ倍近く続いてるって、そりゃあ呆然だろ。アニメで途中の部分を省いて原作と同時に完結とかやったほうが良いんじゃないか。
●今期は週に見ていたアニメが60本を越えてしまった地獄のクールだった。疲れたよ。言及してないアニメも多い。ここで触れたのは38作。主人公が結構ちゃんと性格が悪いけれどメインキャラでない同室の駆け出し冒険者への仲間意識があるのが良かった水属性の魔法使い、パーティがハーレムと言うよりちゃんと仲間だった追放された白魔導師なんかも悪くなかった。カッコウの許嫁二期はスタッフが変わって絵作りも変わったのはともかく、幸が出張ってくると面白いんだけどだいぶデコボコした印象だった。原作イラストレーターが未成年淫行を起こしたアニメその二の追放者食堂は漫画版を読んでいたけど改めてアニメで話を見ると結構ひどいな、と印象が変わってしまった。まあ漫画は絵柄目当てで見ていたから……。ラブコメアニメが10近くあったクールでもあった。渡くん、わたなれ、帝乃三姉妹、ブスに花束、薫る花、着せ替え人形、カッコウ、彼女借、ゲーセン少女……。ウィッチウォッチの二クール目も入れたら10かな。しかし今期は町田アニメ多すぎないか? 宇宙人ムームー、うたごえはミルフィーユ、怪獣8号二期一話(13話)の町田駅周辺、神椿市建設中10話の実写町田駅、あと銀河特急ミルキーサブウェイのネオ町田。神椿市は実写の町田だから町田アニメじゃないかも知れない。神椿市は序盤で脱落したけれどなんとなく流していたらVtuberと現実と虚構みたいなかなり核心の回だったみたいだ。未ル、タコピー、フードコートと五、六話構成のアニメが最近増えている。企画の柔軟性があって良いのかも。