図書新聞につかだま書房の後藤明生本の書評

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図書新聞2018年7月28日号四面、つかだま書房の後藤明生著作を扱った枠にて「後藤明生の再読のために」という3000字ほどの書評を寄せました。対談集、座談集、『引揚小説三部作』『壁の中』を手がかりにしつつ、後藤明生における朝鮮引揚げ体験の意味を探るものです。

「未来」の連載以後の後藤論の展開を小ネタを交えて凝縮して、私の後藤論のダイジェストのようなものになっています。隣には後藤明生ゼミ生でもあった倉数茂さんの『壁の中』論があり、一面を使った後藤特集になっています。