最近のポーキュパイン・ツリーのツアーメンバーでもあるギタリスト、ジェン・ウェスレーの五枚目のアルバム。2005年リリース。ちなみにAmazonでは扱っていない。本人のサイトからの通販オンリー。
ポキュパの最近のライブがどうなっているのか知らなかったので、こんな人が居ると言うことを知らなかったのだけれど、以下のブログで紹介されているのを見て、聴いてみた。
http://d.hatena.ne.jp/t_max/20070827/1188210055
そこでも書いているのだけれど、この人は自分のCDのかなりの部分をフリーダウンロードできるようにしている。オリジナルスタジオアルバムはとりあえず全部落とせる。最新作であるこのアルバムもそっから落として聴いてみた。
で、これがなかなか良い作品。オルタナ風？ギターロックなんだけれど、さすがスティーヴン・ウィルソン人脈というべき、メランコリックな雰囲気を感じられる作風。曲ごとの出来の良さもなかなかで、曲の雰囲気がどれも似たようでありながら、平板な感じはしない。アコースティックギターも取り入れられていて、爽やかさを感じられるところもある。まあ、そもそもメランコリックな音作りだけれど、案外に開放感のある音に思えるところがあるのが面白い。
やはり音的にはポキュパっぽいところが感じられるが、プログレっぽさはない。そしてメタリックな音でもない。ポキュパをもっと素直にしたような感じがある。
ポキュパが好きな人には一聴の価値は充分以上にあると思うので、聴いてみるといいかと。
