
- アーティスト: チック・コリア&ゲイリー・バートン,チック・コリア,ゲイリー・バートン
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
- 発売日: 2004/06/30
- メディア: CD
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だが、ヴィブラフォン奏者の第一人者とまで言われるゲイリー・バートンのことを知り、リターン・トゥ・フォーエバーのチック・コリアとデュオでやってるアルバムがあるのを知って、これはと思い聴いてみた。
そしたら、ヴィブラフォンは最高の楽器だな、とかなりうっとりしながら聴ける良いアルバムだった。私はもうヴィブラフォンフェチに近い状態にあるので、ヴァイブに興味のあまりない人(はこのアルバム聴かねえ気がするが)がどう思うかはわからないが、躍動感あふれる演奏、リバーブを生かした空間的な広がり、打楽器ならではのリズミカルなうねりが素晴らしい。
両者の楽器とも硬質な響きがあるので、冷ややかな雰囲気が心地よい。
ジャズっぽい部分はやはり苦手なところもあるが、このアルバムはかなり聴ける。ヴァイブが底上げしているせいもあるだろうが、ジャズピアノはまだ私的には聴ける範囲だということか。トランペットとか入るとかなり苦手になるんだけれど。
元が二枚組のレコードだったので、収録時間も長めで、ゆったり聴くのにちょうど良い。ただ、CD化以来、ゲイリー、チックそれぞれのソロパートが削られてしまっているらしいので、未だ不完全なCD化してされていないという不遇。
プレイのタイプとしてはロックフォーマットに近いピエール・ムーランズ・ゴングの方が好きではあるが、こちらはピアノとヴァイブのデュオということもあって、メインを張って多彩なプレイを聴かせてくれる。
しかし、ライナーでも触れられているが、ピアノとヴァイブというのは音色とか打楽器的なところもあるなど、わりと近い楽器同士だという感じもあるので、他の楽器と共演した演奏も是非聴いてみたいところ。
ただ、いろいろアルバムがあってどれがいいやら分からない。誰かオススメがあれば教えてください。
このアルバムにも収録されているのと同名曲のわりと最近のライブ映像。四本マレットを駆使して高速フレーズをたたき出す光景は凄い。そんな持ち方してよく叩く鍵盤を間違えないなあと思う。
hick Corea Gary Burton Duet - mirror mirror
こちらもPart1後半のハイテンションなパートがエキサイティング。Chick Corea & Gary Burton - Rhumbata (Part 1)
Chick Corea & Gary Burton - Rhumbata (Part 2)