- アーティスト: ゲーム・ミュージック,ジョアンヌ・ホッグ,光田康典,(株)モノリスソフト
- 出版社/メーカー: デジキューブ
- 発売日: 2002/03/06
- メディア: CD
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さて、今作では多くの曲が打ち込みにしろ生演奏にしろ、オーケストラ編成で作曲されていて、それまでの民族音楽色の強かったものとは一線を画した音になっている。ド迫力の音の厚みと追い立てるような緊張感を持った曲が多く、パッと聴きはクロスサントラよりも派手で良い。
個別の曲も、オーケストラの曲はどれも似て聞こえるところはあるんだけど、それぞれ良い。通常戦闘曲と思われる「Battle」は中間部のメロディアスな弦楽器のパートが非常に印象的で、「Last Battle」はイントロが良い。やっぱりアグレッシヴで迫力ある曲が多いのが良いな。
ロンドンフィル演奏による「Prologue」「Gnosis」等は、さすがに打ち込みの曲と聞き比べると一段違う。コーラスも入って厳粛で重い。さすがの迫力。
どれが生演奏でどれが打ち込みかは以下の再発盤のリストを参照
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で、私がこのサントラを聴こうと思った最大のポイントはもちろん、ケルティック・プログレバンド、アイオナ(Iona)のヴォーカル、ジョアンヌ・ホッグが二曲を歌っているからだ。
アイオナといえば、私が考える現代プログレバンドの最高峰で、流麗なギターとイーリアンパイプのユニゾンに、ジョアンヌの素晴らしい歌声が乗る、ケルティックサウンドとプログレ要素を併せ持つバンド。メンバー全員がクリスチャンであるため、宗教的な荘厳さもあり、アイリッシュミュージックの躍動感、プログレの構築性、ロックのダイナミズムなどを備えたホントに希有のバンドだと思う。そのうち全アルバムレビューをやりたい。
Iona - Treasure
これは三枚目のアルバムから。はじめて聴くという人にはこれが入っている三枚目の「Beyond These Shores」か「Journey into the Morn」がオススメ。ポップな曲とプログレな曲のバランスが良いので。
- アーティスト: Iona
- 出版社/メーカー: Open Sky
- 発売日: 2003/11/25
- メディア: CD
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というわけで今作のジョアンヌの曲だけれど、これが素晴らしい。アイオナの名曲と比べても遜色ない代物だとは驚愕の出来。というか、光田氏はこれ、かなりアイオナを意識して作っていると思う。ホイッスルの入れ方とか、上の動画の「Treasure」とか「Irish Day」あたりのアイオナ流ポップスをややドラマティックにしてみたというような曲調で、これは涙が出るほど名曲、ホント。アイオナファン、というかジョアンヌ・ホッグのヴォーカルが好きな人は必聴。
サントラはいらないというアイオナファンにはこちらのシングルで。
- アーティスト: Joanne Hogg,Tetsuya Takahashi,Yasunori Mitsuda
- 出版社/メーカー: デジキューブ
- 発売日: 2002/02/06
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Kokoroはより落ち着いたしっとりとした曲調でこれもまた良い曲。まあ、ジョアンヌ・ホッグが歌えば何だって名曲だよ。クロノクロスのヴォーカル曲は正直どうということもなかったけど、これは両方名曲。
ホント、ジョアンヌ・ホッグヴォーカル曲だけでも元は取れるアルバムでした。もちろん、楽曲も良いのが多いんだけども。ただ、オーケストラ曲は曲調が似たものに感じられるところがある。
DISCOGRAPHY | Xenosaga Original Soundtrack
試聴
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ただ、試聴はiTunesで聴くと良いと思う。全曲試聴できるので。