Acoustic Asturias「Bird Eyes View」

http://d.hatena.ne.jp/CloseToTheWall/20070513に続いてアコアス。こっちの方を後に聴いたのでこの順番で。

Bird Eyes View: Acoustic Asturias

Bird Eyes View: Acoustic Asturias

  1. Adolescencia (4:26)
  2. Global Network (5:08)
  3. Distance (5:22)
  4. Bird Eyes View (4:54)
  5. Ryu-Hyo (5:03)

で、こちらは昨日の1stより前に出た、アコアスとしてのデビューミニアルバム。「Hello World」というエロゲに提供された2を含んでいて、デジターボから出ている。ゲームのサントラ的扱いでのリリースかと思われる。

1はGlass〜の方でも収録されているものの初出ver(あんまり差がわからん)、二曲目は物悲しいヴァイオリンが活躍する一曲、ちょっとBGM的か。

後半三曲がハイライトか。Distanceは、冒頭から波打つようなピアノの早弾きで幕を開ける。これをライブでもそのまま弾くらしく、人間シーケンサーなどと呼ばれている。パーカッシブなリズムのパートが特に良い。

タイトル曲の4は、舞い上がるような主旋律を弾くヴァイオリンと、ガットギターが力強いリズムを弾き出している中間部が聴きもの。

で、ラストのRyu-Hyo(流氷)。エレアス時代の1stアルバムの1曲目という記念的な曲を、アコースティック編成で再演したものなのだけれど(私はエレアスverは未聴)、これが年に一曲あるかないか、というぐらいの超名曲。冒頭のギターの一音から最後の同じくギターの一音まで、いっさい聴き逃せない。アコギ、ピアノ、ヴァイオリンと主題を反復しつつ、特に三分半くらいとのところからのヴァイオリンのソロがすばらしい。このままずっとこの曲が続いて欲しいと思わせるような演奏を披露しています。正直、この曲が五分などというのは短すぎる。もっと演ってくれよ。

この一曲のためだけにでも買うんだ。

ちなみに、この曲のエレクトリックverは、アストゥーリアスのサイトで40秒ほど視聴できます。それだけでも、すばらしい。(このverはSteve HackettのSpectral Morningsを連想させる)

http://www.geocities.jp/gonzo1go/disco.html

リンク先のクラプトンのトリビュートアルバムについて書いているとことで、大山氏はアコースティック・アストゥーリアスについて、こう書いている。

室内楽編成でロックをやったらどうなるか?という挑戦

なるほど。

新作を準備中とのこと。期待してます。そしてエレアスの再発も期待してます。ライブ盤だしてくれないかな。