- アーティスト: ジャクソン・ブラウン
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
- 発売日: 2004/04/07
- メディア: CD
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イーグルスの代表作、「Take It Easy」をグレン・フライと共作したというので知ったのだけれど、ウェストコーストのミュージシャンとしては代表的な存在で、非常に有名な人らしい。私も名前だけは知っていて聞いたことはなかったのだけれど、ウェストコーストつながりでイーグルスの新作と一緒に買った(中古で安かったので買ったら未開封新品だった)ら、これが素晴らしい曲ばかりだった。イーグルスの新作よりもこちらをずっと聴いているくらいだ。
ジャクソン・ブラウンの曲には、初期のイーグルスももっていた木訥、というかアメリカの片田舎を車で突っ走るみたいな情景を想起させる爽やかな叙情がより多く感じられる。イーグルスの三作目あたりから薄れていったそういう要素が、ジャクソン・ブラウンの2000年代の曲にも残っていて、後期イーグルスに叙情性が足りないと思っていたところだった私には、求めていたものはここにあったのか、という感動があった。
このベストアルバムは72年のデビュー作から2002年の最新作まで、すべてのアルバムから二曲以上が選曲されていて、二枚組フル収録の相当なボリュームだけれど、どの曲も本当に良い曲ばかりで聞き飽きない。最初それほど印象に残らない曲でも、聴いていく内にじんわりと沁みてくるような曲が多く、地味だけれど逆にそれが良いという雰囲気だ。初期には初期の良さがあり、またアルバム最後尾の2000年代の曲もとても良く、初期の素朴な叙情が失われていない。
とにかく、声がよい、曲がよい、パーソナルで落ち着いた雰囲気がまた良く、素晴らしい。イーグルスの次は、この人のアルバムを集めていこうと思った。
というわけで今回は多めにYoutubeリンク。
Jackson Brown - Doctor my eyes
Jackson Browne - Take It Easy
Jackson Browne - Fountain of Sorrow
Jackson Browne - Late for the Sky
Jackson Browne - The Pretender
Jackson Browne - Lives In The Balance
Jackson Browne - Barricades of Heaven