
- アーティスト: Hevia,Toli Morilla,Marco Rasa,Rodney d'Assis,Tao Gutierrez,Villaviciosa Pipe Band,Angel Crespo,Candi Avello,Ismael Tom s,Mari Luz Crist bal Caunedo,Javier Monforte,Juan Carlos Mendoza,Peter Bulla,Cristian Constantini,David Pena Dorantes
- 出版社/メーカー: Emi Argentina
- 発売日: 1999/06/09
- メディア: CD
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実はこのミュージシャンを知ったのは東方Projectの作者ZUN氏が好きなものとして挙げていたのを見て。それまでは存在すら知らず、ちょいと検索してみたらケルト音楽の人か、ということで聴いてみた。他のものを見ると、氏の音楽嗜好がジャズ系かニューエイジ系、ワールドミュージック系とたぶんに80年代を感じさせるものが多い気がする。
余談は措くとして、このアルバム、MIDIガイタなんてものを使っていることからも分かるように、打ち込みリズムなどを使用して、モダンな感触が強い。そしてコーラスや様々な部分でワールドミュージック色が感じられ(これは2ndアルバムでより強調される)、その意味ではカルロス・ヌニェスに近いとは言えるけれど、あっちよりはもうちょっと土着的で、哀愁ある印象だ。
この人が有名になった代表曲がこれ。
打ち込み的リズムに闊達なパイプが踊る爽快なインスト。
やはりリズム処理が他のケルト系とは異質な感じがする。パーカッションがワールドミュージック色を強めている気がする。
7曲目あたりでは民族的なコーラスにドラムとベースがロック的なリズムを刻み、ガイタ、アコギが乗ったりと、かなりモダンな音作りになったりもする。
エヴィアは本質的にはダンス、ポップス系の人だという評言をどこかで見たけれど、確かにそういう感触がする。そういう意味ではメジャーな音楽のリスナーにも、アコースティック編成の伝統的なケルトに近いものよりはこちらの方が今は入りやすいのかも知れない。
最後の曲はピアノとガイタ、ホイッスルの非常に穏やかな曲になっていてとても良い。CMとかで使われそうな曲だ。その後にシークレットトラックがあって、コーラス、ドラム、ベース、エレキギター、ガイタといかにもなクロスオーバーぶりでエヴィアらしい一曲。面白い。