- アーティスト: カルロス・ヌニェス,アナベラ,エクトール・ザズー,シュルショ・ヌニェス,レイ・フィアン,パンチョ・アルバレス,リアム・オ・メンリィ,シャロン・シャノン,ヨーガン・オニール,キケ・ベッロ
- 出版社/メーカー: BMGインターナショナル
- 発売日: 2000/11/22
- メディア: CD
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ガリシアのスパニッシュ・ケルトというわけで、アイリッシュ等とはやや異なった風合いの作風。そしてカルロス・ヌニェスの作風として、様々な音楽とのクロスオーバーを志向するタイプらしく、今作でもシンプルなケルトに留まらない、バンドサウンドやエレクトリック色、ワールドミュージック色が散見され、ポップなヴォーカル曲もあったりと前回のルアルとはまた違った感触のコンテンポラリー色強いアルバム。
ただ、このアルバムではむしろ原点回帰としてケルトに軸をおいているらしく、他の作品はもう一つのケルト文化圏ブルターニュ地方のミュージシャンと共演したりしている。
ガイタ、というのがバグパイプやイーリアンパイプとどう違うのか、というのが私にはよく分からないのだけれど、音がやや高いらしい。確かに聴いていると感触が違うような気もするが。
アルバム二曲目。カルロスの風貌に愛嬌がありすぎる。とことん楽しそうな演奏風景。
縁の深いチーフタンズとの共演。序盤から中盤へと曲の雰囲気が変わるところが面白い。後半のメロディがともていい。カルロスはホント動きが楽しそうだ。
で、このアルバム結構良いんだけれど、いくつかの曲で明らかに音割れがしている。マスタリングかミキシングか、何の不備でこうなったのかは分からないけれど、日本盤のケースにも、それがマスターに起因する旨書かれている。イヤホンで聴いていると聴いていられないレベルのものもあって、ものすごくもったいない。たぶん輸入盤でもこの音割れは変わらないかと思うので、格安の中古かあるいはカルロスの他のアルバムを買う方が良いかも知れない。