後藤明生 の検索結果:

『代わりに読む人0 創刊準備号』

…む人Amazon私も後藤明生について寄稿した新雑誌。創刊準備号として準備をテーマにした小説・エッセイ・漫画が寄せられた本篇と後藤明生小特集、そして寄稿者の2021年読んだ本の紹介コーナーで構成された一冊。編集長曰く試行錯誤や偶然の出会いの場としての雑誌が、まず準備として始まるのは納得感がある。そもそも編集長(社主と言った方が良いのかも知れない)友田さんの『パリ闊』だって一巻はまだ歩き出さないのだし、後藤明生もまた迂回と脱線の作家だし、数学者のエッセイではグロタンディークを通し…

『代わりに読む人0 創刊準備号』に後藤明生小論を寄稿しました

…小特集「これから読む後藤明生」に「見ることの政治性 ――なぜ後藤明生は政治的に見えないのか?」という十枚程度の小論と、「2021年に読んだ本」のコーナーにエリアーデ『ムントゥリャサ通りで』と梁英聖『レイシズムとは何か』の紹介を書いています。後藤論の副題は依頼文での提案をそのまま持ってきたもので、面白い視点でしたのでそれに答えるように書きました。後藤明生の読まれ方についての話をしながら、七〇、八〇、九〇年代の後藤をざっと素描したものにもなっているかと思います。読んだ本のコーナー…

ラシュディとヴィリコニウムと山野浩一その他

…でなかった気がする。後藤明生の関係で読んだものもあったか。文芸文庫で五六冊まだあるから追々、と思って十年経ったものがいくつもある。 M・ジョン・ハリスン『ヴィリコニウム パステル都市の物語』 ヴィリコニウム〜パステル都市の物語 (TH Literature Series)作者:M・ジョン・ハリスン書苑新社AmazonサンリオSF文庫で出ていた絶版だった長篇『パステル都市』に関連短篇を加えた一冊。『パステル都市』は古代文明の遺物を兵器に転用している騎士と女王の世界で戦争が起こり…

2021年に見ていたアニメ

…プライがあって、私が後藤明生という作家を研究していることをプロフィールから知って、氏の母親が九州の朝倉高校で後藤明生の同級生だったと教えてもらい、しかもやりとりのなかで代表作『挾み撃ち』に「大佐の娘」として出てくる、語り手の顔を赤らめさせる意中の人だったということがわかり非常に驚いた。私はライターで特に人に教えたりはしてないんですけど、その顛末が以下に記事としてまとめられています。 転スラ日記と後藤明生と母親と 《三題噺》 | 日本語あれこれ研究室どうかと思ったもの Vivy…

『失われた世界』『妖精の到来』『うろん紀行』最近読んでた本 2021.12

…身という朝鮮生まれの後藤明生との偶然の符合をも取り込んでて面白い。題材になってる二〇近くの作品の内、読んだことがあるのは半分ほどしかないし内容を忘れてるのも多く、ちゃんと仕込みに気づいてないかとも思うけど、太宰「富嶽百景」の「河口湖」は、作中で結婚が題材になってるようにある店で女性の一人旅について質問され、入籍する予定を口にする。店の人に女一人で旅は珍しいとか結婚予定はとか聞かれるの直球のセクハラだとは思ったけれど、この結婚という話から次篇の『さようなら、ギャングたち』を読む…

怪奇、ゴシック、野宿者、読むこと、フランケンシュタイン、富島健夫など

…セイのかたちをとった後藤明生の『壁の中』ではないか、とも。『壁の中』はドストエフスキー『地下室の手記』のパロディから発して無限に脱線を続けていくことで書かれた作品だったけれども、つまり本書はガルシア=マルケスを後藤明生で読む、という試みではないか。『百年の孤独』は周知の通り「孤独」がテーマになっていて、まさにそういうラストなんだけれども、著者はそこに一族の歴史を「代わりに読む人」を見出している。自分以外のもう一人、つまり「読む」ということ、「代わりに読む」ということは孤独な一…

秋から年末にかけて読んだ本

…だけれど、それは私が後藤明生研究をやっているというのを知ってのことで、偶然の出会い、土地と書物の関係はまさに後藤的なテーマだし、フレンチトーストの挿話は『しんとく問答』の「マーラーの夜」の「海老フライ」の一件を思い出すし、二巻の20ページ前後の文章は非常に後藤明生に肉薄した箇所だと思った。iPhoneの通信の不具合が迷子を生んだように、もはや迷うことのできない現在において、東京でいかにして迷うか、その端緒としてパリのガイドブックという参照先を選ぶという暴挙があって、この東京と…

図書新聞に荻原魚雷『中年の本棚』の書評が掲載

…著者はつかだま書房版後藤明生『四十歳のオブローモフ』に解説を寄せていて、そこでたぶん初めて読んだので、よく知らなかったんですけれど、読んでみて、なぜその解説を書いているのかがわかったのも面白かった。つながりがありつつ絶妙に私の守備範囲外に投げてきた編集さんの依頼も上手いなあと。作家のエッセイとかではない読書エッセイってそういえばほとんど読まないので。著者は過去は玉川信明の大正思想史研究会に所属して、アナーキズムについて研究していたらしいのがなかなか面白くて、糾弾する側もされる…

原爆、引揚げ小説四冊

…面する連作集で、少し後藤明生『夢かたり』を思い出させる。14歳までをほぼ上海で暮らした語り手は1945年の三月に日本に赴き、八月に被爆する。連作は概ね被爆後のことを書いているけれども、時折上海でのことも語られ、上海と被爆の二色がベースになっている。複数の登場人物を配し、被爆してない同級生を置くことで、『祭りの場』より語りに膨らみが増している。解説にもあるように、連作でとりわけ印象的なのは「空罐」と「友よ」だろう。「空罐」は解体直前の高校に再訪し、当時の記憶を友人たちと語り合う…

笙野頼子『会いに行って 静流藤娘紀行』

…子の「師」と「私」。後藤明生『壁の中』での永井荷風の延々たる読み込みを思い起こさせるような文学的先達との小説的対話になっていて、『金毘羅』が自身の誕生秘話でもあったように、今作は作家笙野頼子の誕生に大きくかかわった藤枝静男と自身とをたどり返す一作ともなっている。 デビューから十年、本が出なかった。師匠、私は生きていますよ、と言って京都の下宿 で時々泣いていたりした、しかし彼はそのような脳内他者であるばかりではなく、実はいつも後ろにいてくれたのだった。というのも、私がデビューか…

後藤明生『四十歳のオブローモフ【イラストレイテッド版】』

…ま書房から再刊された後藤明生初の新聞連載小説で、旺文社文庫版には掲載されていたものの単行本にはなかった山野辺進の挿絵を大判で再録した一冊、この機会に再読した。挾み撃ち【デラックス解説版】作者:後藤 明生,後藤 明生発売日: 2019/07/02メディア: 単行本装幀は黄色と黄緑でいくらかデラックス解説版の『挾み撃ち』と似たところがあり、じっさいこの二作は似た題材を違うやり方で書いたものと言える。方法的に編み上げられ焦迫感がある『挾み撃ち』と、新聞小説のリズムで日々の出来事を描…

古井由吉『雪の下の蟹・男たちの円居』と『雨の裾』

…、と言うべきだろう。後藤明生を読み出した時には既に後藤は亡くなっていたけれども、読み出した頃の古井由吉は『忿翁』など(リアルタイムで新刊を買ったのはこれが最初かも)の連作短篇スタイルになって久しい時期でもあった。私が古井について書いた文章では以下のものがある。 古井由吉 - 白暗淵 - Close To The Wall 東京SF大全29・30 『白暗淵』『終着の浜辺』 | TOKON10実行委員会公式ブログ 古井由吉 - やすらい花 - Close To The Wall …

2019年に読んでいた本

…西成彦『外地巡礼』 後藤明生論を含む文学論集で、後藤明生のみならず鶴田知也、島尾敏雄、目取真俊のほか台湾文学やリービ英雄といった外地、移民などの境界にまつわる文学を博捜する一冊。禁じられた郷愁―小林勝の戦後文学と朝鮮作者:原 佑介出版社/メーカー: 新幹社発売日: 2019/04/01メディア: 単行本原佑介『禁じられた郷愁 小林勝の戦後文学と朝鮮』朝鮮で生まれた小林勝の日本の植民地主義との戦いのありさまを読み込む評論。今もなおアクチュアルな日本における朝鮮蔑視の有様をえぐり…

『パラドックス・メン』「幼な子の聖戦」「犬のかたちをしているもの」「会いに行って――静流藤娘紀行」「かか」「改良」「正四面体の華」『黄泉幻記』『夢の始末書』

…永井龍男、尾崎一雄、後藤明生、草森紳一、水上勉、色川武大、田中小実昌、川上宗薫、小檜山博、赤瀬川源平、椎名誠、吉行淳之介、が主人公が実際に付き合った人たちで、これだけの人たちの裏話なわけでそりゃあ面白い。これから書くから朝四時にインターフォンを押してくれ、と言われてその時間に訪れたらインターフォンが壁から剥ぎ取られていた野坂昭如や、盲目のはずが見えているとしか思えない情景を語る舟橋聖一とかインパクトのあるエピソードも多い。著者は、草森紳一に勧められてライターを始めている。そし…

『会いに行って――静流藤娘紀行』『風景のない旅』『外地巡礼』『藤枝静男著作集四巻』『日本浪曼派』 『ナイトランド・クォータリーvol.17』『天安門』『ブラマタリの供物』

…見る72年、原卓也、後藤明生とともに文藝家協会の代表団としてソ連へ行った時の紀行エッセイ。後藤の『ロシアの旅』の別視点になる。後藤読者としては古山が随所で後藤の感動癖を指摘し、作品はシニックで批評的だけどじつは涙もろい人情家では、と書いているところは面白いし、妥当でもあると思う。甲子園や高校野球に対する態度もかなりそういうところがある。まあしかしなかなか偏屈な人でソ連への見方も非常に冷たい。戦前の弾圧と戦後の学生運動を同一視したりするような保守派だからか、とも思わされるくらい…

原佑介『禁じられた郷愁 小林勝の戦後文学と朝鮮』

…」のなかにはもちろん後藤明生も日野啓三も入るわけだ。そして国内的な文脈のみならず、世界的なそれとも関連づけることが目論まれている。さて、近代日本はその過程において朝鮮を劣位のものとし自らの優越性を形成していったといえる。在日朝鮮人が外国人として扱われる外国人登録令が明治憲法最後の日、47年5月2日に天皇最後の勅令として出されたことが特に象徴的だけれども、官民相携えていまなお盛んな歴史修正主義、民族差別運動の核心に偏執的といっていい朝鮮へのこだわりがあることはその証左で、日本は…

図書新聞に陣野俊史さんとの対談が掲載

…意味の解体へ」という後藤明生『笑いの方法』刊行を期した、私東條慎生と陣野俊史さんによる対談が掲載されています。同じくつかだま書房刊の『引揚小説三部作』をも題材に、引揚げ、方言、歌などについて触れています。 pic.twitter.com/9Oz5qs3IZC— 東條慎生のReal genuine fakes (@inthewall81) 2019年6月7日 笑いの方法: あるいはニコライ・ゴーゴリ【増補新装版】作者: 後藤明生出版社/メーカー: つかだま書房発売日: 2019…

朝鮮、引揚げ、部屋――日野啓三の初期小説四冊

…論じられることの多い後藤明生ら植民地育ちの引揚げ文学を考えるなかで気になっていた。 『還れぬ旅』 還れぬ旅 (1971年)作者: 日野啓三出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 1971メディア: ?この商品を含むブログを見るそんな第一短篇集『還れぬ旅』はあまりにも引揚者の小説でなかなか興味深いものだった。表題作は内地の学校への幻想を写真だけから育てている少年が、戦時動員の隙間を縫って不可能と思われた内地渡航を目指す道すがら病に陥り、「現地人」(朝鮮という言葉は出てこない)…

双子のライオン堂での『骨踊り 向井豊昭小説選』刊行記念イベント

…こか似たところがある後藤明生との大きな違いにその政治的スタンスがあり、笑いの質にもかなりの違いがあります。後藤の軽さに対し向井は重い。『BARABARA』と対になるようなスカトロジー小説『DOVADOVA』のラストはまさにある種の自己否定性が滲んでいると思います。会場で三輪太郎さんが「敵」という言葉を使って発言されてましたけれども、まさにこの「敵」が外にもありまた自らの内にもあるという分裂の様相が、殻、分身、骨、というモチーフに現われており、また「あゝうつくしや」のラストの子…

『「私」をつくる』『日本の同時代小説』『トリストラム・シャンディ』『うどん キツネつきの』『ブギーポップは笑わない』『日本の近代とは何であったか』『戦後史入門』

…ゴリ「鼻」との関係で後藤明生が何か言及しててもおかしくないと思ったけど、覚えがないな。覚えてないだけでどっかでパロったりしてるかも知れないけど。うどん キツネつきの (創元SF文庫)作者: 高山羽根子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2016/11/19メディア: 文庫この商品を含むブログ (4件) を見る高山羽根子『うどん キツネつきの』創元SF文庫。不思議な生き物を拾った姉妹の生活を描く表題作のほか、日常を描写しているようでそのすぐ裏に別のロジックが張りついているよ…

津島佑子『ジャッカ・ドフニ 海の記憶の物語』

…島信夫,大江健三郎,後藤明生,群像編集部出版社/メーカー: 講談社発売日: 2018/04/12メディア: 文庫この商品を含むブログを見る北海道にあるウィルタ民族のダーヒンニェニ・ゲンダーヌが建てた資料館「ジャッカ・ドフニ」。ウィルタ語で「大切なものをしまっておく場所」だという。そこにある、息子達と写真を撮った小さな「カウラ(夏の家)」がタイトルの由来。序盤は不思議な叙述が続き、語り手はどうやら息子を亡くしているらしいけれども、いつか息子が帰ってくるのを待っているらしくもあり…

細見和之『ディアスポラを生きる詩人 金時鐘』

…だろう。(163P) 細見和之といえば岩波の思考のフロンティア叢書の名著のひとつ『アイデンティティ・他者性』の著者と記憶していて(もうひとつは岡真理『記憶・物語』か)、そこで扱っていた時鐘についての思考をようやく一冊にまとめられた著作となっている。 金時鐘は元山に生まれたというけれど、ここは後藤明生が通った中学のあるところで、朝鮮で日本語教育を受けた在日朝鮮人と、朝鮮で生まれ戦後日本に引揚げてきた日本人のこの微妙なすれ違い。この二人の植民地体験の距離は、どれほどだろうか、と。

薄い本を読む

…、揚羽屋が出て来て、後藤明生の『吉野大夫』で出て来たとこだ、って何で買ったのか思いだした。スケッチと言いながら「自然は、私に取っては、どうしても長く熟視めていられないようなものだ……どうかすると逃げて帰りたく成るようなものだ」とあるのはなにかアンビバレントで面白い。 島崎藤村 千曲川のスケッチ 青空文庫 近代日本人の発想の諸形式 他四篇 (岩波文庫 緑 96-1) 作者: 伊藤整 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 1981/01/16 メディア: 文庫 購入: 4人 ク…

図書新聞につかだま書房の後藤明生本の書評

…ックナンバー 図書新聞2018年7月28日号四面、つかだま書房の後藤明生著作を扱った枠にて「後藤明生の再読のために」という3000字ほどの書評を寄せました。対談集、座談集、『引揚小説三部作』『壁の中』を手がかりにしつつ、後藤明生における朝鮮引揚げ体験の意味を探るものです。「未来」の連載以後の後藤論の展開を小ネタを交えて凝縮して、私の後藤論のダイジェストのようなものになっています。隣には後藤明生ゼミ生でもあった倉数茂さんの『壁の中』論があり、一面を使った後藤特集になっています。

最近読んだ最近の日本SF

…たもので、安部公房、後藤明生、古井由吉、久保寺健彦、宮内悠介、角田光代、重松清、原武史、あるいはウルトラマンなどを例示しつつ、画一性の典型とされるなかの歴史性個別性を見ていこうとする。また榊祐一論文は、「サブカルチャー」という用語の概念整理を試みた労作で、サブカルチャーという言葉が指し示しているものはなにか、を膨大な資料博捜のなかで位置づけたもので、担い手集団、コンテンツ、その他(いわゆるヴィレバン的「サブカル」)などの分類を試みている。本誌は石和義之さまに恵贈いただきました…

ゴンチャロフ - オブローモフ

…くこれを買ったのは、後藤明生の長篇『四十歳のオブローモフ』の影響のはずで、後藤論を書きつつも読んでいなかった。というわけでようやっと読んでみたけれど、全三巻にわたる長篇で、波瀾万丈ということはなく、ある一地主オブローモフの特にどうということもない生涯を哀切に語っている。そして親友シュトルツ、下男ザハール、恋人オリガ、そして妻アガーフィヤらの周辺人物を丹念に描きつつ、「オブローモフ気質」という倦怠と退嬰の性質を浮かび上がらせる。無用者、余計者の代名詞ともなったオブローモフという…

2017年読んでいた本

…」を提唱する著作で、後藤明生を論じており重要。他に漱石、小林勝、湯浅克衛などが扱われる。国会図書館関西館にしかない雑誌の論文など、参照が手間だった論文が収録されておりその点でも良い。朴裕河 - 引揚げ文学論序説 - Close to the Wall●メルヴィル『白鯨』 白鯨 モービィ・ディック 上 (講談社文芸文庫)作者: ハーマン・メルヴィル,千石英世出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/05/10メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 23回この商品を含むブロ…

季刊「未来」の後藤明生論第六回「夢の話法」について

後藤明生論最終回が掲載された季刊「未来」2018冬号、届きました。近々一般に入手できるかと思います。今回で第一部で、あと二部三部とあるわけですけれど、連載はここで終了です。なので、最後の最後十六節の「朝鮮引揚者の戦後と方法」では、終章として書いていた文章の要約をぶち込んでみました。 pic.twitter.com/jSw0fybvPa— 東條慎生のReal genuine fakes (@inthewall81) 2017年12月27日 最終回が掲載された「未来」が届きました…

季刊「未来」の後藤明生論第五回「「とつぜん」としての世界」について

後藤明生論第五回掲載の季刊「未来」を一足はやく頂いた。今回は結構トリヴィアルな註をつけてあって、われながら何を調べてるんだ、と思ったりもしました。それなりに面白いとは思うんですけどもどうでしょうね。 pic.twitter.com/OGPlxWkWMo— 東條慎生 (@inthewall81) 2017年9月26日 今回特に補足することはないですね。註釈もだいたい削らずに入ってかなりの分量になりました。特に長い、拓殖大学に関するものと武道教育禁止令のところは、後藤論ではほぼ言…

季刊「未来」の後藤明生論第四回「憧れと挫折」について

…年夏号が届きました。後藤明生論第四回、「憧れと挫折」掲載しております。今回から『挾み撃ち』篇に入ります。 pic.twitter.com/1uD9eG6hg5— 東條慎生 (@inthewall81) 2017年6月27日 後藤論連載第四回の掲載された季刊「未来」2017年夏号が出ました。 今回から最終回までの三回にわたり『挾み撃ち』論が続くことになります。冒頭に書いたように、この作品は「夢」の小説だ、とぶち上げてみています。今回はおおむね『挾み撃ち』の概要を確認したかたちで…